Amazon.co.jp
ジェフ・バックリィについては、こう言われている。「若すぎる死だった」。そう言われる理由はこうだ。人間の耳とデジタルコード化ディスクで成し遂げた成果として、『Grace』はただあまりにすばらしかった。熱く大きな夢を詰め込むのに十分な7オクターヴの声を持つ、伝説のティム・バックリィ。ジェフはその父の声を受け継いだが、音楽は自分自分のものだった。ドラッグを効かせたヴァン・モリソンの『Astral Weeks』を想像してみてほしい。といってもドラッグはある種の安らぎをもたらすものだが、『Grace』に安らぎはない。ただ、力を奪う絶望と、暴力的なまでの喜びの間を、絶え間なく揺れ動いているだけだ。「Last Goodbye」の曲中、ボリウッドのストリングスとバックリィの恍惚としたスキャットによる、3つ目のミドルエイトが始まると、普通の人間にこんな途方もないことができてしまったとは、信じがたい思いにかられる。(Caitlin Moran, Amazon.co.uk)
内容(「CDジャーナル」データベースより)
ティム・バックリィが{生みの親}というジェフの第1作。プロデューサーはアンディ・ウォレスで,バンド形態を意識したロック・アルバムとなっている。ただ,レナード・コーエンの6のような淡い調子の音の方が,艶のある彼の歌声が生きるのでは。