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グレン・グールド 坂本龍一セレクション
 
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グレン・グールド 坂本龍一セレクション

グレン・グールド CD
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バイオグラフィー

とてつもない天才ピアニスト。「とてつもない」とは? ――その演奏を聴けば、その意味は誰にも一目瞭然。リズム/テンポ/アクセント……どれもが強烈で躍動感に満ち、痛快とさえ感じられる。「ジャズ風」などと評されることもあるが、もっとも彼にはそういった意識はない。奇抜な新しい演奏を目指したのではなく、作品や作曲家を愛するがゆえの解釈なのである。それは、彼の全生命や限りない愛情が、一つ一つの音に込められているのを聴けば、納得がいくだろう。… Amazonのグレン・グールドストアで詳しく見る

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登録情報

  • CD (2008/12/24)
  • ディスク枚数: 2
  • レーベル: SMJ(SME)(M)
  • 収録時間: 123 分
  • ASIN: B001HBQL68
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 音楽 - 49,155位 (音楽のベストセラーを見る)
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ディスク:1
1. ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番 作品109~第1楽章
2. ベルク:ピアノ・ソナタ 作品1
3. ブラームス:間奏曲 作品117-1
4. ブラームス:間奏曲 作品117-2
5. ブラームス:間奏曲 作品119-1
6. ウェーベルン:変奏曲 作品27-1
7. ウェーベルン:変奏曲 作品27-2
8. ウェーベルン:変奏曲 作品27-3
9. シェーンベルク:5つのピアノ曲 作品23.~第5曲
10. ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番 作品13 「悲愴」~第1楽章
全14曲を見る
ディスク:2
1. C.P.E.バッハ:ヴュルテンベルク・ソナタ第1番イ短調 Wq.49-1 ~第3楽章
2. シェーンベルク:8つの歌曲 作品6~第2曲
3. シューマン:ピアノ四重奏曲 作品47~第3楽章
4. モーツァルト:ピアノ・ソナタ第8番 K.310 (300d)~第2楽章
5. モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番 K.331(300i) ~第3楽章
6. グリーグ:ピアノ・ソナタ 作品7~第1楽章
7. ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第17番 作品31-2 「テンペスト」~第3楽章
8. スクリャービン:2つの小品 作品57~ 第1曲
9. スクリャービン:2つの小品 作品57~ 第2曲
10. ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第1番 作品2-1~第1楽章
全14曲を見る

商品の説明

Album Details

Japanese exclusive 2 CD set with all tracks selected by the mighty Ryuichi Sakamoto. Sony.

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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ともぱぱ 殿堂入りレビュアー トップ50レビュアー VINE™ メンバー
形式:CD
グールドのバッハ以外の曲の演奏を中心にした選曲・配列に坂本教授の冴えが光る、傑作コラージュだ。ディスク1冒頭からディスク2最後まで録音順に並べており、例えばディスク1でブラームスからウェーベルン、シェーンベルクに飛び、それからベートーヴェンに戻ったりする時代を超えた配列が面白い。グールドと坂本教授の時代に関係なくいい曲はいいという考えがしっかり伝わる。現代音楽の曲も意外に聴きにくさはなく、これまで敬遠してきた私にはいい勉強になった。どちらかというとディスク2の方が、やはり選んだかと思うモーツァルトのトルコ行進曲の他に、歌の伴奏(M2、12、13)やシューマンのピアノ四重奏曲(M3)のようにグールドが歌手・他の演奏者を盛り立てる曲にもしっかり着目していて私には面白かった。特にヒンデミットの歌曲との出会いは嬉しい驚き。個々の曲や表現のオリジナリティが素晴しいのはもちろん、全体としてグールドの精神性、特にロマンティシズムがくっきりと浮かび上がる。ブラームスや最後に1曲だけ置かれたバッハの「枯れた」味も魅力。もっとも私はブラームスの曲には叙情を強く感じるのだが。そしてバッハを選ばないことで却ってバッハの光を感じさせる構成のねらいは成功していると思う。ブックレット所収のグールド像と教授の写真が象徴するように、グールドと坂本教授の魂の共鳴が生み出した稀有のコンピレーションの力作。これでグールドのバッハ演奏に関してはグールド自身の選曲したCD1枚のリトル・バッハ・ブック、バッハとそれ以外の両方にはCD2枚組のイマージュ、バッハ以外の曲には本作、という3種類の名品が揃ったことになる。何れも入門者だけでなくグールドに詳しい人にも発見の多い優劣つけがたい作品だ。
このレビューは参考になりましたか?
140 人中、96人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By MM-ac24
形式:CD
いったいこれは悪い冗談なのだろうか?

グールドといえば、俗っぽいピアニズムを排斥するために生涯をかけて戦った潔癖なピアニストであるが、まさにその俗っぽいピアニズムの代表選手である坂本氏がグールドをセレクトするというのは、一体全体どういう趣旨の企画なのだろう。テレビ番組を見ていないので詳細は不明だが、時代遅れのレガートとペダルを多用して過剰にセンチメンタルな表現をする坂本氏が、レガートとペダルを否定しセンチメンタリズムを憎んでいたグールドに憧れているというのは意外だった。実際のところ、このCDにはグールドが細心の注意を払っていた美学的な一貫性が完全に欠如しており、そのかわりに坂本氏お家芸のメランコリックなセンチメンタリズムと安っぽいナルシシズムが充満している。俗臭とセンチメンタリズムたっぷりの上記プレスリリースを読むだけでも、この恥ずかしいCDの内容がわかろうというものだ。

本当に口に出して言うのも恥ずかしい限りだが、このCDは電通広告まがいの「旅」というコンセプトに従って選曲されているそうである。これはグールドの音楽を切り取る視点としてはいくらなんでもあまりにも低俗だ。下品なレトリック満載の上記プレスリリースによれば『選曲は精緻を極め』とあるが、まじで冗談はやめて欲しい。そもそも録音された時間軸にそって並べるという方法論自体、グールドの「録音は時間軸を消し去る効果がある」というメディア哲学と真っ向から矛盾しており、陳腐この上ない発想としか言いようがない。

この企画の協力者という宮澤氏の『グレン・グールド論』も読ませていただいたが、案の定、有名なケヴィン バザーナ氏の明晰な論評には比べるべくもない、まことにお粗末な内容であり、日本ではアカデミックな世界でさえ、こういう知性のかけらもないグールド論で楽譜さえまともに分析できない学者が第一人者としてまかり通ってしまっているという現実には恐ろしいものを感じた。

a journey to the polar north ということであるが、確かにタイトル通りの恐ろしく寒い企画には違いない。企画そのものが倫理的に間違っており、グールドの芸術を冒涜している。このような企画は日本以外ではありえないだろう。このグールドはもはやグールドではないし、グールドを知らない人が最初にこのCDを買ったらこんな不幸なことはない。グールドも天国で悲しんでいることだろう。

このCDに5つ星をつけている人もいるが、たいへん不思議だ。坂本氏のファンなのだろうか。坂本氏は高尚なものを俗化し、消費し、陳腐化してしまうことにかけてはある種の天才であり、ここでもその才能を遺憾なく発揮していることに異論はないが、彼がグールドの芸術を本当の意味で理解しているのかについては最大級の疑問が残る。 また2人の音楽性があまりにもかけ離れすぎていることから考えると、実は坂本氏は自分をかっこよく見せるだけのために天才グールドのイメージを利用しようとしているだけではないか、という疑いもあながち邪推とは言い切れないと感じるのは自分だけではないだろう。

(上記プレスリリースが大きく変更されていたので、レビューの内容もそれに応じて加筆修正させていただきました。)
このレビューは参考になりましたか?
49 人中、33人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 東の風 トップ100レビュアー VINE™ メンバー
形式:CD
 音楽家・坂本龍一が選び、録音年順に配列されたグレン・グールド・ピアノ・セレクション。演奏を聴いていくなかで、あたかも巡礼者のように孤独な道を歩いて行ったひとりの天才ピアニストの姿が浮かんできて、しんとした心持ちになりました。

 ブラームスの作品117の『間奏曲』2曲やバードの『パヴァーヌとガヤルド 第1番』、シベリウスの『ソナチネ 第1番』の第3楽章、ヒンデミットの『歌曲集 マリアの生涯』の第1曲「マリアの誕生」といった曲でのグールドの演奏に心惹かれましたが、白眉は何と言っても最後に置かれたバッハの『マルチェルロによる協奏曲 ニ短調 BWV974』の第2楽章の音楽、これでした。「A journey to the polar north」(極北への旅)と名付けられた2枚組のこのアルバムの最後を飾るにふさわしい音楽、演奏で、じーんとしびれましたねぇ。胸が熱くなりました。

 また、坂本龍一がグールドへの親近感、今回選んだ演奏への思いを語っていく「坂本龍一 + 宮澤淳一 グールドを語る」(2008年9月22日 NY 〜 東京 電話対談)、8頁にわたるライナーノートが、読みごたえありましたね。<グールドはビートルズと同じくらいに強烈な存在で、ガーンときましたから、自分でお小遣い貯めては買いに行くという調子でした>とか、<グールドの好きな音楽の路線と僕の好きな路線はかなり近いんです>とか言っているところ、興味深く思いました。

 あとですね、この解説書の中に、坂本龍一とグレン・グールドのツーショット写真が掲載されているんですよ。「ふたりの異才、ベンチにて邂逅を果たす」ってな感じで、くすりとしちゃった。2007年1月、トロントにあるカナダ放送協会の建物の外での記念撮影。グールド先生が石像と化して固まっていたのは、かえすがえすも残念ではあるけれど。
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