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グレン・グールドの生涯
 
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グレン・グールドの生涯 [単行本]

オットー フリードリック , Otto Friedrich , 宮澤 淳一
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 5,040 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容説明

He was a virtuoso of the piano who inspired an almost religious fervor in his fans, yet he hated performing and left the concert stage forever at the age of 31. He was a tireless advocate of the technology of recording, an artist who looked forward to a time when mere musicians would be rendered obsolete. He was a notorious -- and, some thought, a deliberate -- eccentric, who muffled himself in scarves and gloves, liberally dosed himself with pills, and once sued Steinway & Sons because one of its employees had shaken his hand too roughly. He lived in hermetic solitude and liked to call himself "the last Puritan," but those who watched Glenn Gould play piano saw an eroticism so intense it was almost embarrassing.

Drawing on extensive interviews and on archival materials that were previously inaccessible. Otto Friedrich has written a biography of exemplary depth and stylishness. Ranging over Gould's brief but spectacular public career and his prodigious exploits as teacher, author, and lecturer, his public opinions and his intensely private life. Glenn Gould; A Life and Variations does justice to a multifaceted and perverse genius. --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

13歳で音楽界に衝撃的なデビューを果たし、『ゴルトベルク変奏曲』で世界を魅了しながら、32歳で「コンサートは死んだ」と宣言して演奏会活動から引退し、スタジオに閉じこもった20世紀最大のピアニスト。謎と疑問につつまれた天才の生涯を、厖大な資料と関係者へのインタヴューを駆使して気鋭のジャーナリストが克明に綴るグレン・グールド評伝の決定版。コンサート記録や最新のディスコグラフィを完全網羅。

登録情報

  • 単行本: 625ページ
  • 出版社: 青土社 (2002/04)
  • ISBN-10: 4791759532
  • ISBN-13: 978-4791759538
  • 発売日: 2002/04
  • 商品の寸法: 18.8 x 13.8 x 3.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
600ページを越すこの本の分量に当初は当惑したが、読み出すと止まらなくなった。グレングールドの存在は20世紀の文化で起こった極めて特異な出来事である。読み終えてこの特異な出来事を単に奇抜な行動となぜか心に響く奇抜な演奏に終わらせない為にはこれだけの分量が必要であったことが始めて理解できた。

グールドのピアノはどうして対旋律があれほど生き生きしと響くのか。どうしてベートーベンやモーツァルトを奇抜なスタイルで演奏するのか。なぜ北の国の作曲家を多く取り上げるのか。ステージ活動を止めた理由はなにか。・・・こういった疑問を解消する手がかりが、この本には溢れている。

それにしても著者の情報を集め整理する辛抱強い仕事には本当に頭が下がる。そして分量が多いだけでなく、グールドを語る距離も誉め過ぎず、冷たくなり過ぎずで非常にバランスが良い。グールドの残した録音に関しても、時には手厳しく、純粋な音楽評論としても楽しめる。

このような、量、質、バランスがとれた著作は日本ではほとんどお目にかかることが出来ない。原書が世に出て10年以上経ってからだが、翻訳本が出されたことに感謝している。
グールドの芸術はその膨大な録音と共に、こういった本の存在によって生き長らえていくのであろう。

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18 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By KM
形式:単行本
フリードリックは、グールドの遺言執行人J.S.ポウズンからグールドの伝記を書くよう依頼された。彼はグールドの遺産を管理する「グレン・グールド・エステイト」からカナダ国立図書館が所蔵するグールドの遺品「ザ・グレン・グールド・コレクション」を取材する権利を得た。その遺品には、投函されなかった手紙や日付のないノート(思いつきや計画、インタヴューの草稿、持ち株リスト、病気の症状、体温、気温などが記されたもの)も含まれていた。さらに「エステイト」は、著者にグールドの友人や親族のうち、彼がインタヴューしたい人にそれをできるよう便宜をはかり、それらはすべて実現した。

この本には、グールドの生年月日は書かれていない。この著書は、伝記というより、膨大な取材をまとめたドキュメント集成に近い。そして、特別な理論や分析論によるグールド論ではない。著者は優れたジャーナリストであり、この本を書いた姿勢は「現実にそうであったように」書くことであった。彼はグールドの信奉者であったが無批判な人ではない。たとえばグールドが23才の時に録音したベートーヴェン後期ソナタを「失策」、モーツァルト・ピアノソナタ全集よりも、晩年に録音したハイドンの方が「はるかに素晴らしい」という。

グールドは自らを「最後の清教徒」と呼んでいた。彼はカルヴィン主義の道徳を賞賛し快楽主義を嫌悪した。彼は変人ではなく潔癖であった。また「芸術の競い合いの諸形態」として演奏会を嫌悪した。彼は競争を嫌悪していた。グールドは「西洋音楽が専門化」したことを嫌う。それはハイドンやモーツァルトという職業作曲家の出現を指し、それを「今日の巨大で競争の激しい音楽市場へと向かう坂道」であるとする。彼はテクノロジーの革命が、聴き手を積極的参加へと復権させると信じた。

この本は人間グールドを知るための信頼できる著書である。
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By カスタマー
形式:単行本
この本はグールド没後10年の年に一度出版され、没後20年にあたる2002年に出版社を変えて(バージョンアップされて)よみがえった。

この本の訳者であり、グールド研究の第一人者である宮沢淳一氏によって、訳註の追加や巻末の素晴らしい資料、ディスコグラフィなどは最新のものに書き改められ、没後20年を飾るのにふさわしい重厚な一冊となった。

この本の中に生きているグールドは、自身の体調に悩み苦しみまた楽しみ、独特な方法でおりあいをつけながら、ピアノのみならず音楽、映像、思想など幅広く独自の路線で当時の人々を圧倒し魅了していく。読み手までが、グールドに会って追体験している錯覚すら覚える。

グールドが「死後の人生までが忙しく、人気がある」秘密の一つに、数多く残ってる映像と録音があげられる。が、この本には「グールドの人間性」と彼を愛した人々の人間としての品格に触れる事柄が多々織り込まれている。グールドの深い部分での魅力はそのあたりにもあるのかもしれない、と思わせるちょっと目からウロコの名著である。

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