ロッドが、ここ数年のR&B〜ジャズ・スタンダード路線からロックに回帰した一枚になります。
アメリカン・グレイト・ソングブックは数えてみれば4枚も出たんですね。
念願のグラミーも獲ったし、アルバムセールスも好調だったようです。
昨年の雑誌インタビューで本人はこのシリーズは4枚で終わりにする、とは言ってましたが
その後どうする?と思ってみれば、意外に早くロック畑に戻って来た形。
ただ、やっぱり、カバー・アルバム。
おそらく97年ごろに出した「ウー・ラ・ラ〜ザ・ニュー・ボーイズ」以来のカバー主体のロック作品と思いますが、
ロッドも還暦を過ぎ、声量が落ちても、シャウトが少なくても(インナーの写真はなかなか淋しい)、
あのハイトーン・ハスキーは健在で、その雰囲気がこうして新しく届くことが、ファンにとっては何よりのことなんです。
ただ残念なのは、昔のロッドは自前のバンドみたいなのがあって、他の曲のカバーをやる時であっても
何か必ずひとひねりして原曲と違ったことをしてやろう、というのがあったのですが、
セッションマンによる、すべて同じような出来合いのバンド・サウンドになってしまってるなあ、と。
ただ、そういう試聴の感想はあっても、「雨を見たかい(CCR)」「我が愛の至上(イーグルス)」
「イフ・ナット・フォー・ユー(ジョージ・ハリスン)」といった曲がはいってるので、やっぱり買いました。
そして、ぼくらの年代で嬉しいのは「ミッシング・ユー(ジョン・ウェイト)」!