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はじめ私は犬を飼うことを反対しました。
いつか必ずやってくるお別れが恐かったのです。
「その時」はまだやってきていませんが
それまでの時間を大切に過ごしたいと思いました。
しばらく再読はできそうにありませんが
いつも目の端に捕らえられる場所に置いておきたいです。
それでも毎日を、出来事を淡々と綴る著者。
読んでいる時ではなく、私は読み終わってから涙が止まらなかった。
そんな毎日が連続する中、ほんの一瞬グレイがグレイでいる。
その一瞬を、一瞬の輝きを捉える筆は痛ましい。
死に臨むグレイを抱きしめる伊勢さんの胸に去来する思いは
すべての犬を買おうとするものの叫びでもある。
第一作でつぶやいた言葉、
『グレイは待ってやいやしない。…待っていたのは私らしい』
だったかな、(うろ覚えですみません)
その言葉の意味が本作にある。
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