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グルジア現代史 (ユーラシア・ブックレット)
 
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グルジア現代史 (ユーラシア・ブックレット) [単行本]

前田 弘毅
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

東西文明の十字路に位置し、“ワインと薔薇の国”としても知られるグルジアの独立の歩みと民族紛争の悲劇をまとめた。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

前田 弘毅
1971年生まれ。1995年東京大学文学部東洋史学科卒業。博士(文学、東京大学)。コーカサス地域研究、イラン・グルジア史専攻。上智大学、北海道大学、北海学園大学、日本大学等で講師を歴任。現在、大阪大学世界言語研究センター特任助教、北海道大学スラブ研究センター客員准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 63ページ
  • 出版社: 東洋書店 (2009/02)
  • ISBN-10: 4885958296
  • ISBN-13: 978-4885958298
  • 発売日: 2009/02
  • 商品の寸法: 20.8 x 14.4 x 0.3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
学者・研究者というものは(東欧に限らず)、研究対象とする国への思い入れのあまり偏った見解を示す事が相対的に多いのだが、前田氏は非常にバランスある記述を心掛けているように感じられる。アブハジア、南オセチア紛争の概略も知れる。グルジアの政治面の沿革を知るには良い本だ。

「バラ革命」によるシュワルナゼ失脚の背景にあるのが、巷間で言われていたような、単なる「ソ連型政治への人々の批判精神と、民主化革命への希求」といった単純なシナリオではない事が見えてくる。実際、サアカシヴィリもそれなりに強権的であって、共闘していたニノ・ブルジャナゼが袂を分かつ結果を招来している。

ウクライナにはユリヤ・ティモシェンコが出て、グルジアにはニノ・ブルジャナゼが出ている。ロシアに対して対立も辞さないものの、対立一辺倒ではない実利中心の外交を志向するしたたかさを備えているのが両者に共通している。いずれも女性政治家であるところが興味深い。

ただし、「現代史」と銘打つ割には、政治史が中心であり、現代グルジアの文化面やグルジア正教会についての記述にはかなりの弱点が見受けられる(というより殆ど書いていない)。ユーラシア・ブックレットによる、グルジアを含むコーカサス関連分野の出版拡充を期待したい。
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形式:単行本
 ソ連崩壊後のグルジアの現代史をコンパクトにまとめた一冊。
 先ず民族事情。他の中央アジア諸国同様、国内に複数の民族が混在する。しかもロシア人やドイツ人などの移民ではなく、オセチア人、アブハズ人、アチャラ自治共和国、と言った強い民族独立心を持った民族を国内に擁し、ごくごく最近まで紛争が絶えないエリアである。
 一方、歴史だが旧ソ連から独立した当初はシュワルナゼ時代、21世紀に入りバラ革命が起こり、サアカシュヴィリ時代へ。サアカシュヴィリ政権は現在も続くが、揺らぎつつあるのが現在。
 イラン北部と国境を接し、チェチェン紛争などにも関与する、何より地政学的にロシアとアメリカの外交バランスが要求され中央アジアでは最も国際情勢上注目されるグルジア。
 ただ、これだけだと政争激しい国、と言う印象だが、その一方でテンギズ・アブラゼ監督映画「懺悔」についても触れられている。この作品を観たことがあるが、挿入されるベートーベンの「歓喜の歌」が強烈に印象に残る。古典ではなく現代において新しい中央アジアの文化発信地でもあるのである。
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