僕は昔からオリジナルのビデオも持っており、結構好きだったので、今回はコメディチックだし配役がミスキャストで、グリーンホーネットなめんなと馬鹿にしていましたが、観てみたら案外面白くて楽しめました。だって、あまりに違いすぎるから(笑)。
昔のオリジナルは、ブリットもカトーも真面目で、クールに活躍していましたが、今回のブリットの馬鹿っぷりには笑えました。カトーとの主従関係もなく、ケンカはするわ、車ん中で歌うわ、信号無視して赤信号ぶっ壊すわ、とにかくハチャメチャ。
でもこれで良かった気もします。オリジナルのように大の男2人が生真面目に仕事をこなしていたら、今の時代、2人の関係を怪しんでしまいがちですからね。現代に合わせたという事でしょう。
キャメロン・ディアスも良い味出してました。こういう役をやらせたらピッタリでしょう。敵役のクリストフ・ヴァルツは、イングロリアス・バスターズの、抜け目ないけどユーモアもある悪役でファンになったので、もうちょいハジケて欲しかった気もしますが、この映画に出てくれただけでまぁ良しとします。ジェイ・チョウがあまりにもブルース・リーとイメージが掛け離れていますが、監督もそれを望んでいたようですし、まぁそれなりにカッコ良かったと思います。
観賞して気が付いたんですが、結構オリジナルを知っている人にはニヤリとさせられるシーンが思いのほか多かったです。
ブルース・リーの似顔絵、敵に食らわすワンインチパンチ、出動の仕方、お馴染みのテーマ曲はもちろんですが、特に感心したのはブリットが戦闘中に肩を撃たれ、入院すると自分がグリーン・ホーネットだとばれるので、後日カトーにひと芝居打ってもらうところなんか、昔のオリジナルにもまんま同じエピソードがあり、にんまりしてしまいました。
バットマンは昔の方がオチャラケていて今はシリアス路線になりましたが、このグリーン・ホーネットはその逆パターンですね。そこら辺も新鮮で楽しめました。
昔の熱烈なファンもとりあえず怒らずに広い心を持って観てみてください。