あらたな雇用と需要をつくりだし、生き方や暮らしを大きく変える「環境エネルギー革命」がはじまった!
100年に1度と言われる大不況のなか、オバマ大統領が経済再生の切り札として期待をかけるグリーン・ニューディール政策。
環境投資は、雇用と需要を生み出すのか。
そして自然エネルギーへの転換は、私たちの生活と社会をどのように変えるのか。オバマの登場で急速に動き出したアメリカの「環境エネルギー革命」の実情、さらには日本の課題や最新環境技術までを網羅した一書。
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最も参考になったカスタマーレビュー
18 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
今まさに転換点,
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レビュー対象商品: グリーン・ニューディール―環境投資は世界経済を救えるか (生活人新書) (単行本)
この本でいいたいのは日本がアメリカに比べてどれくらい遅れているかということです。それは実質的な環境政策が遅れているのではなく、長期的な視点、自動車産業から環境産業へのパラダイムシフトに対するビジョンが明確でないまま現在の転換点を迎えてしまっているということだと思う。
内容は、09年3月19日にNHKの特集番組『グリーンニューディール』の内容を本にした感じ。その番組には日本総合研究所会長 寺島実郎氏、環境エネルギー政策研究所所長 飯田哲也氏の両氏が出演されていて、本書でもコメントをしています 前半の7章は主にアメリカの政策について、後半は日本の政策の遅れについて書かれてあります。 アメリカについていろいろな事例が書かれてありますが、一番重要なことは、アメリカが ・2015年までに100万台のプラグインハイブリット車を走らせる ・2050年までに温室効果ガスを90年比で80%削減する ・環境に優しいエネルギー技術の発展に10年で15兆円を支出する と宣言していることだと思う それに対して ・経産省、環境省、農水省など省庁縦割りの壁が厚く、連携を図れない日本 「新エネルギー社会推進室」を独自に設置する経産省 「日本版グリーン・ニューディール」を打ち出す環境省 などなど ・固定価格買取制度導入を突然発表した経産省 ・技術力はあるのに国内にマーケットがあまりなく、なかなか成長しない風力メーカー ・風車を建てたいのに買い取り価格が上がらないためあきらめざるを得ない自治体 といったように日本の空回りした政策が書かれてありました。 終わりに飯田氏はこう述べています 「自然エネルギー部門はここ数年の伸びは年率60%、年間15兆円規模の産業になっている。今後10年余りの間に自動車産業に追いつき、追い越す勢いである。」 日本の政治的リーダーシップを発揮して政策を進めないと、産業の大きな転換点において、世界でイニシアティブをとることができなくなってしまうと感じた1冊でした。
9 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
グリーン・ニューディール―環境投資は世界経済を救えるか,
By 風見鶏 (群馬県太田市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: グリーン・ニューディール―環境投資は世界経済を救えるか (生活人新書) (単行本)
寺島実郎氏主幹による本書は、現在の米国にて行っている「グリーン・ニューディール環境投資」の内容を分り易く解説しており、オバマ大統領が米国再建に並々ならぬ努力をしているのが伺いました。
国家戦略として、風力発電及び太陽光発電によって発電し、スマートグリッドと言うシステムを導入して、2020年にCО2の削減25%と化石燃料使用の20%削減を計画しているが、これが上手く行けば、大きな産業革命となり、経済の発展と雇用の拡大が見込まれるものと思いました。 この著書は、このことについて分り易く説明してあるので、大変勉強になりました。
3 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
NHK取材班のジャーナリストとして質の高い仕事,
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レビュー対象商品: グリーン・ニューディール―環境投資は世界経済を救えるか (生活人新書) (単行本)
世界的な金融危機の中、環境投資が雇用を促進し、経済を回復させるのではないかと期待されている。そのための政策が、グリーン・ニューディールであり、とりわけオバマ米大統領が選挙の公約にも盛り込んでいたことから、その実現に対する期待が集まっている。もちろん問題は米国だけではなく、グローバル・グリーン・ニューディールとしての広がりも期待されている。
では、具体的にどのように環境投資していくのか、その背景となる哲学は何か、米国では何が起きているのか。さらに、日本ではどうなのか。こうした点について、NHK取材班が総力を結集してまとめたものが、本書なのである。コンパクトだが、すぐれたジャーナリズムにおける仕事と言うことができよう。 ポイントをいくつか示すと、一つは「スマートグリッド」ということになる。電力網とインターネットを結ぶという表現はとてもイメージしやすいだろう。電力供給というビジネスをまったく違う次元に引き上げようという将来的な構想がそこには見える。日本の電力網がどれほど高品質であったとしても、それは同じ次元でのことでしかないが、そのことに無防備な日本の電力会社にどれほど危機感があるのか。 もう一つは、環境技術競争で国際競争に勝とうとする米国の姿である。急速な太陽光・風力開発は、自国の産業を育てることになる。日本はこれほどまでにダイナミックな市場創造の動きはない。 最後に、日本の縦割り行政への指摘である。結局のところ、既得権益を守ることしか考えない行政が主導していては、日本にはグリーン・ニューディールなど夢のまた夢なのだろうか。そうではないということを、政治に期待したいと思う。
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