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グランド・フィナーレ
 
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グランド・フィナーレ [単行本]

阿部 和重
5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (53件のカスタマーレビュー)
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第132回(平成16年度下半期) 芥川賞受賞

出版社 / 著者からの内容紹介

終わり、それとも始まり……神町を巡る物語。
「グランドフィナーレ」という名の終わりの始まり。
毎日出版文化賞、伊藤整賞W受賞作「シンセミア」に続く、
二人の少女と一人の男を巡る新たなる神町の物語。
第132回芥川賞受賞作。

登録情報

  • 単行本: 210ページ
  • 出版社: 講談社 (2005/2/1)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062127938
  • ISBN-13: 978-4062127936
  • 発売日: 2005/2/1
  • 商品の寸法: 19 x 13.2 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (53件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 105,661位 (本のベストセラーを見る)
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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 最新作『ピストルズ』への序章, 2010/4/3
By 
Sebastian Flyte (Brideshead) - レビューをすべて見る
(トップ1000レビュアー)    (VINEメンバー)   
レビュー対象商品: グランド・フィナーレ (単行本)
阿部和重は表題作「グランド・フィナーレ」で芥川賞を受賞した。出版当時、私は、主人公がロリコンであるという設定(意図的なものであるはずだが)にあまり興味がわかず、阿部のファンだから購入はしていたものの、ずっと「積ん読」にしてあった。しかし、どこだったかに、この作品が阿部の最新長編『ピストルズ』のプロローグ的な役割を果たしているというようなことが書かれてあり、あわてて読み始めたのだった。

さて、この作品が芥川賞に値する作品かどうか、また阿部の最高傑作かどうかということは措いておいて、作品自体は決して他のレビュアーの方々が苦言を呈されているほど悪い作品ではないように私には思えた。特に構成がしっかり練られており、後半の「フィナーレ的なもの」に向かう緻密な流れはすばらしかった。また、結末はオープンエンドというか、なんともあいまいな終わり方をしているが、そういう手法を選んだことを私は「あり」だと思った。

蛇足だが、本書に収められている短篇「馬小屋の乙女」の英訳が数年前にアメリカで出版されているある雑誌に載ったことがある。そのバックナンバーはもう品切れで手に入らないだろうが、私はその英訳版も非常に気に入っている。吉本ばなななどを多く英訳しているMichael Emmerichという人が訳しているのだが、このクセの強い作品を饒舌な英語の文語体でうまく翻訳しており見事だと思った。興味のある向きはどこかでご一読を。
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18 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 なんなんだ, 2005/9/4
レビュー対象商品: グランド・フィナーレ (単行本)
 この表題作「グランド・フィナーレ」は、著者の小説の中で果たしてどの程度の位置付けなのか。著者自身はどう思っているんだろう。
 この作品は普通だ。
 著者のテイストは染み出ていても、対して新しいことも、目を引く表現も偉大なプロットも感情もない。今までに登場し続けてきた土地、「神町」の名に頼っている感さえある。
 著者の今までの作品群に比べて、これはどうなんだろう。確かに芸術に順位付けは無意味だが、それでもこの作品で受賞するというのは、どうなんだろう。
 確かに著者は、アブノーマルな精神状態や嗜好を正面から掴んでこねくり返して描写するのが味のひとつだが、このまま著者の小説は、こんな陰気なだけのものになっていくのだろうか、と思うと元気がなくなる。
 これは「受賞時作」だが、決して「代表作」だと言われてほしくない。
 表題作以外の掌編には、何のおもしろみも感じなかった。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0 なぜこの時期にわざわざ芥川賞?, 2011/1/5
阿部和重氏の活動からみると、芥川賞はもうスルーしてしまっても良い時期に受賞となった本作。2003年の大傑作『シンセミア』で芥川賞など遙かに超えたレベルの実力を持っていた阿部氏だが、なぜこのような中途半端な小説を書いたのか正直理解できない。文章もしっかりしていない為デッサンが巧いとは言えないし、モチーフも消化不良。そして何故デビューからこんなに年数を経てからわざわざ芥川賞なのかが正直疑問だ。文芸紙を購読する習慣がないので文壇事情などはよく判らないが、あっと言う間に凄い作家に成長してゆく阿部氏を認めて置かないとヤバい、などという判断があったのだろうか?村上春樹氏や山田詠美氏を受賞させなかった大失態を犯した選考主催元にはなにか焦燥感があるのかもしれない。
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