この本の最大の特徴
現時点では最新のグラミン銀行本であること。『「南」からの国際協力:バングラデシュ グラミン銀行の挑戦』(渡辺龍也 岩波ブックレット)はコンパクトにまとまっていい本だが(この本の内容がコンパクトなわりには1800円+税でちょっと高い)、その知識に加えて、さらなるグラミン銀行の進化が書かれていて、よい。
その他の特徴
1.グラミン銀行のみならず、バングラデシュの現実の生活や、マイクロクレジットのことについてもわかる。
2.グラミン銀行があるからといってすべてがうまくいっているわけではない(相対的にうまくいっているにすぎない)こともきちんと書かれているところ(全体的にはグラミン銀行、ならびにバングラデシュに好意的に書かれているが)。
結論―最大の特徴、その他の特徴、ともに、発展途上国の現状、貧困救済のための金融のあり方、われわれの生き方を考える上で有益な本なので、星5つ。