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グラマンF8Fベアキャット (世界の傑作機 NO. 148)
 
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グラマンF8Fベアキャット (世界の傑作機 NO. 148) [ムック]


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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

もし太平洋戦争が実際よりも長引いていたら、
間違いなく第二次大戦レシプロ艦上戦闘機の最優秀傑作機にあげられていたであろうF8Fベアキャット。

その開発から各型、配備部隊、ウェポン・システム、戦後のエアレーサーとしての活躍などを詳述するほか、
日本海軍の零戦後継機「烈風」との対決の行方を航空力学的見地から考察。
本邦初公開となるカラー写真のかずかずも迫力満点です。


登録情報

  • ムック: 103ページ
  • 出版社: 文林堂 (2012/1/30)
  • ISBN-10: 4893192035
  • ISBN-13: 978-4893192035
  • 発売日: 2012/1/30
  • 商品の寸法: 25.2 x 17.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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By Thor
 昭和の中ごろの男の子の多くは、少年雑誌の特集や漫画、アニメなどで「無敵の零式戦闘機」を刷り込まれていた。彼らにとって「目の上のたんこぶ」は同じ艦上戦闘機であり、大戦後半に零戦を苦しめたF6Fヘルキャット。そして「烈風さえ間に合えばヘルキャットなど屁でもなかったのに・・・」という方向に妄想は膨らむのであった。

 そんな妄想に冷水をぶっかけたのが今回のお題であるF8Fベアキャット。
 少年雑誌しか読まない男の子たちは知る由もなかったのであるが、グラマンはすでにヘルキャットを超える機体を、戦争終結時には実戦配備寸前のところまで開発していた。男の子たちのうちのほんの何人かは、少年になるころに航空雑誌を読み始め、それを知ったのである。

 全104頁、カラー写真19頁(うち13頁が現役時代、残りは現代のレーサーや復元機)、カラー側面図5頁、モノクロ20頁、図面6頁で残りが本文。

 現役時代のカラー写真(日本の大戦機ではめったにお目にかかれない)は、60年以上前の飛行甲板の様子や、設立間もないブルーエンジェルスの様子をよく伝えてくれる。

 モノクロ写真は数が豊富であるが、細部写真は本文中に含まれるコックピット(計器盤、左右コンソール)程度であり、本文で記述されているF8Fの様々な技術的特徴を確認できず、ちと物足りなく感じた。

 本文は開発と各型解説、技術解説、ウエポンシステム(装備品解説)、部隊一覧及び運用(フランス空軍インドシナ戦争、及び戦後のレースシーン)から構成される。

 開発と各型解説および技術解説からは、リロイ・グラマンが前作F6Fに抱いていた不満(革新的なF4Uに対する保険として、保守的な設計とせざるを得なかったことなど)と、これを払拭するためにF8Fの設計にどのようなコンセプトを採用したかが記述されており、大変興味深い。
 加えて言えば、その結果として切り捨てた要素がF8FをF4Uより短命たらしめたという点に軍用機のコンセプトデザインの難しさや運、不運といったものを感じる。

 F8Fの開発の動機として零戦の存在がどの程度影響したかに関しては、本国アメリカの書籍、資料(それほどたくさん確認したわけではないが)ではあまり触れられていない場合が多い(これに対して、FW190の影響は複数の資料で言及されている)のだが、技術解説を執筆された鳥養氏は小型軽量化というコンセプトは零戦(とFW190)からインスパイアされたものであると分析されている。
 この記事で大戦中の主要戦闘機の横転性能比較のグラフが掲載されているが、零戦ファンにとってはなかなかショッキングな結果が示されている。
 
 鳥養氏もF8Fと烈風の優劣にはこだわりをお持ちのようで、記事の中で両者による空戦を考察されている。烈風ファンを慮って(?)勝敗の帰趨は明記されていない(よく読めばわかる)が、F8Fの対抗馬は烈風ではなく紫電改5であるというのが鳥養氏の結論。

 ただ、一番つよくこだわりを持っていたのは、「昭和の中ごろの男の子」でも鳥養氏でもなく、F6Fで勝てる戦争にわざわざ自主開発の新型機を持ちこんだリロイ・グラマンだったのではないか、と本書を読んで思った。

 写真の物足りなさと、一部校正不良が見受けられるという理由で、ちょっと辛めだが☆☆☆とさせていただいた。
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Amazonが確認した購入
グラマンの艦上戦闘機は戦後、ジェット機ばかりだと思っていました。
インドシナ半島で、レシプロ機を交えたこのような戦争があったということを、
多くの人々に知って頂きたいと思います。
有名だった「ディエンビェンフー」の戦いなど、
いま(現代)の若者は知らないでしょうね。
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