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5つ星のうち 4.0
アクションと脚本がすばらしい最高傑作, 2011/7/9
レビュー対象商品: グラディエーター 【プレミアム・ベスト・コレクション\1800】 [DVD] (DVD)
2000年にアカデミー賞5部門を制覇した名作。古代ローマを舞台とした西洋スペクタクル。
リドリー・スコットとラッセル・クロウのコンビによる作品。母性的なロビン・フッドに比べて、
グラディエーターは父性的なので対称的です。
リアリズムを極めた結果とは言え、アクションにはかなりの残酷描写(瞬間映像)があります。
予告編でも映画でも皇帝に語りかけるシーンがありますが、何度見てもあのシーンは最高です。
脚本が相当練りこまれていると思います。セリフもかなり時間をかけて作られたのでしょう。
ラッセル・クロウは単なるアクション俳優だと思っていましたが、あれだけの喜怒哀楽を演じ
られる俳優だったとは知りませんでした。悪役のホアキン・フェニックスの演技も同じくらい
すばらしかった。大ヒットする映画には、やはりきちんとした理由がありますね。
想像以上にリアルなビジュアルでした。剣、兜、鎧、盾、衣装、肌のリアリズムを極め、
鉄の堅そうな感じがよく出ていました。グッズがあればすぐに買い揃えてしまうでしょう。
様々な小道具や建物もリアルであり、映画を見ている事をすぐに忘れさせてくれる。
戦場の陣形もかなりリアルで、戦場のライブ中継を観ているかのような錯覚に陥ってしまう。
燃え盛るようなイメージのあの音楽も、映画のイメージにすごく合っていて自然でした。
アクションはリアリズムを極めているゆえにかなりハードです。予告編でも十分にすごい映画だと
思いましたが、実際にアクションシーンを見て想像以上に感動しました。ワンシーンですが、
倒れながら戦うシーンがリアルでめちゃくちゃかっこよかった。アクションが洗練された最高傑作で、
これほど興奮するアクションを観たのは久しぶりです。皇帝に再会する直前のアクションが
最も戦略的で盛り上がりました。アクションを真似したくなったのはジャッキー・チェン以来。
残酷描写や物質的で乾いた雰囲気は好きでないのですが、それらはこの作品の魅力なのでしょう。
しかし、物語の結末があまりにあっけなく終わってしまった。後味が悪かった事だけが不満です。
リドリー・スコット監督とラッセル・クロウのコンビの作品には、グラディエイターとロビンフッド
があります。グラディエイターは死を、ロビンフッドは命をテーマにした作品です。ブルーレイでは
以上の二作品がセットとして売られていますが、二部作として考えたら完成された作品になります。
アクションが洗練されていてすばらしかった。あまりに感動したので、子供のように真似をしたく
なってしまったほど。西洋のチャンバラ映画の最高傑作である事は間違いありません。