この当時の清志郎は2・3'sを経てスクリーミングレビューというパーマネントグループで活動していた。1994年ごろの話である。RCサクセションが活動を停止したのは91年だから、そのわずか3年後に「一夜限り」でチャボと再び共演したのが日比谷野音でのライヴの記録であるこの「グラッド・オール・オーヴァー」なのである。
観客からの「ぎこちないぞ」の野次に「当たり前だ!こんなことは久しぶりにやってるんだからぎこちないに決まってる」と答える清志郎…。でも実は活動停止からたったの3年しか経っていないのだ。しかしこのアルバムが発売された時、どうしようもなく懐かしく感じたのは、このライヴが「OK」までに収録されている初期から中期までの楽曲だけで構成されたからだろう。つまり「FEEL SO BAD」以降からの選曲は一曲もない。清志郎とチャボの二人にとっても、リスペクトするRCサクセションの姿は全盛期の頃のRCだったのかなと思わせる。でもひょっとすると単なるファンサービスでこのような選曲ラインナップになったのかも知れない。
また梅津さんと片山さんという準メンバーといえる二人が参加しているのも嬉しい。リンコさんには声を掛けなかったのかな…。それにしても湊雅史さんのリズムワークはRCにはあっていないですね(^-^;)もっとタイトなドラミングにして欲しかった…。