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グラスホッパー (角川文庫) 文庫 – 2007/6/23

5つ星のうち 3.7 246件のカスタマーレビュー

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商品の説明

内容紹介

復讐を横取りされた。嘘?」元教師の鈴木は、妻を殺した男が車に轢かれる瞬間を目撃する。
どうやら「押し屋」と呼ばれる殺し屋の仕業らしい。
鈴木は正体を探るため、彼の後を追う。一方、自殺専門の殺し屋・鯨、ナイフ使いの若者・蝉も「押し屋」を追い始める。
それぞれの思惑のもとに――「鈴木」「鯨」「蝉」、三人の思いが交錯するとき、物語は唸りをあげて動き出す。
疾走感溢れる筆致で綴られた、分類不能の「殺し屋」小説!

著者からのコメント

押し屋という職業の男が出てきます。地下鉄の線路や交差点の車道に、相手を突き飛ばして、殺害するのが仕事です。鯨、と呼ばれる男がいます。相手を自殺させるのを仕事にしています。蝉という若者も登場します。彼は、ナイフを使い、依頼された相手を殺すのです。さらに鈴木という名前の男も出てきますが、彼は殺し屋ではありません。訳があって、この殺し屋たちの戦いに巻き込まれてしまいますが、彼の武器は、今は亡き妻との思い出だけだったりします。
 いつもの僕の小説に比べると物騒な感じのお話になりました。
 喜劇なのか悲劇なのか、オフビートなのかサスペンスなのか、ハードボイルドやアクション小説とも、ミステリーとも普通小説とも言いづらい、不思議な小説になったと思うのですが、読んだ方が面白がってくださることを今は祈るばかりです。
--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

商品の説明をすべて表示する

登録情報

  • 文庫: 345ページ
  • 出版社: 角川書店(角川グループパブリッシング) (2007/6/23)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 404384901X
  • ISBN-13: 978-4043849017
  • 発売日: 2007/6/23
  • 商品パッケージの寸法: 14.6 x 10.4 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7 246件のカスタマーレビュー
  • Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 13,500位 (本の売れ筋ランキングを見る)
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カスタマーレビュー

トップカスタマーレビュー

形式: 文庫 Amazonで購入
伊坂作品はもう読まないと思ってたのですが、映画が割りと良かったのと
”小説の方では・・・”というのをどっかで目にして、読んでおこうと考えた次第。

結局やっぱり、”映画の方が良い”という感想しかありません。映画の方が良かった面は…
・蝉
しじみシーンの描写と、岩西との絆のくだり
(本作の岩西は飛ぶ前に喋りすぎ)

・鯨
能力得るに至る経緯が描かれている点と、宇崎竜童演じる人物とのやりとり
コーヒー豆挽くシーンも秀逸です
蝉と鯨が対決に至る経緯も、映画の方が自然です。

・押し屋と”劇団”の人ら
鈴木と関わりを持つに至る真相。
”奥さん”が最後に言う前に気づいて、劇場で膝叩いたもの…
寺原を始末するシーンも映画にはあるしね。

鈴木はどっちもどっちですが、映画では何であんなにナヨナヨしてるんだ?って感じでしたが
作中でもそんなもんで、実に”忠実”でした。
比与子は髪の長さが全然違ってますが、菜々緒はなかなかハマってたと思いますし。
相当改変がなされてるわけですが、小説では語りきれてない部分が余すとこなくフォローされてて
実に幸運な映画化と言えそうな気がします。と言うか
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形式: Kindle版
他のレビューを見ても後半に不満を持っている人や
最後がよくわからなかったと書いている人をかなり見かける。

最後の一文を読んで、何のことなのかわからなかった人は
もう一度最初から(最後の一文を見逃さないように)読んでみる事をおすすめする。

こんなほとんどの人が気づかないような仕掛けをサラッとしかけて
サラッと終わるやられたなぁ・・・の一言です。
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形式: 文庫
実際に映画化された小説。
妻の復讐に燃える一般市民、自殺専門の殺し屋、ナイフの使い手の3人が主人公。それぞれの視点で物語が進んでいく。

全体としてはスピード感があって読者を飽きさせない。途中から3人の主人公が少しずつ絡んできて、伊坂幸太郎ならではの手法がここでも発揮されている。
物語のキーワードでもある「押し屋」の存在もなかなか大きい。

だからこそ結末が少し惜しい…。
ご都合主義といった結末ではない。これはこれで納得のいく結末であろう。
ただ、ここまで物語が盛り上がっていて、最後の結末にパンチが足りないというか…。少し期待外れというか…。

この物語を全否定するつもりは更々ない。むしろ人に薦める作品だと感じる。
ただ、結末の物足りなさを考慮して今回は星4つ。
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形式: 文庫
危ない設定、軽妙な会話、破天荒な言動…
フィクションとしてパーフェクトな人物がそろっています。
そして、(個人の好き好きですが)みんな魅力的です。

一番"こちら側"に近いのが主人公ですが、
明らかにヤバい方へと進む様子はやっぱりフィクション。
また、それぞれの殺し屋に垣間見える、人間くさいところに共感しつつも、
彼らはやっぱり殺し屋。フィクションだなぁって思います。

さらに、次々に変わる視点。
読者に物語の全体を把握できちゃうので、ある程度終盤まできたら、
カンの良い人なら人物の役割分担が見えるかも知れません。
最初から最後まで、読者は物語を俯瞰する立場にいます。
のほほんと「さて、次は何が起こるかな」って眺める感じで。

とても印象深いラスト、物語のどんでん返しではなく、
読者の足元をすくうオチにしているのが面白かったです。
…私は何を見ていたんだろう?なんてね。
リアリティのない設定だからこそ、このオチが痛快です。

最後の一文をすぐに理解した方が楽しめるので、流し読みしないほうがいいですよ。
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形式: Kindle版 Amazonで購入
登場人物がふとした偶然で交錯していく。
ところが、登場人物は皆、裏社会の関係者であり、その交錯は暗闘へとつながっていく。
そうした交錯の連続が物語を形づくっていく。
作中、グラスホッパーという表題の説明もあり、ああ、なるほどなあと思わせる。

登場人物は皆、何かしら極端な境遇であり、平凡な生活を送っている読者には共感しづらいが、
主人公だけはある事件までは、平凡な教師だった。
何かが狂うことは、すぐ隣にある。
それも、他人のちょっとした気まぐれに振り回されて。
そういうところからこの物語を読んでみると、面白いのではないだろうか。

注:それでも娯楽作品であるので、あまり深い読み込みは必要無い。
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