福満しげゆき氏の初のエッセイ集のような文章本です。
もてなかったという福満氏の過去の話や漫画家生活の話、社会論的な話や妻の話、自分の将来についての話など
話題は多岐に渡ります。
その合間にDVDソフト(映画)の感想文やバンド講座が挟まっており、最後のほうにまとめて4コマ漫画が載っています。
やはり文章を書く(或いはインタビューで喋る)よりも本業の漫画のほうが面白いですね。
この本は福満氏の漫画が大好きで、著者にも興味がある人向けの本だと思います。
福満氏の漫画は一度も読んだことがなく、いきなりこの本を読んで面白いかというと・・・あんまり面白くないんじゃないかと。
私自身は福満氏の漫画が大好きで著者にも興味があるので楽しめましたが。
福満氏のものの見方は誰かの意見の受け売りや真似ではなく、ちゃんと自分で一つ一つ考えているので面白いですね。
「よくある意見だな〜」っていうのがほとんど無く、「ああなるほど。そういう風に考えているんだ」って感心する事が多いです。
ただ漫画の場合は福満氏の描く絵(特に女性)にエロチックな魅力があり、そしてストーリーは結構現実的で
毒もあるので、絵とストーリーが上手い具合に中和されているのに対して、この本のように文章だけだと現実的なところと
毒のあるところが目立ち、それを中和してくれる絵が無いので、バランスが取れていない印象がありますね。
というわけでこの本は福満氏の漫画のファンの方にお勧めです。