9.11の実際の現場の状況、その後のPTSDと体験した者でないと書けない部分は興味深く読みましたが、後半の「米の平和運動家は、非国民としてバッシングされ、9.11の報復を米市民は叫ぶのに、原爆を落とされた日本人は『人類への犯罪』として、繰り返さないよう声をあげ続けている」という部分に関しては、日本で癒された経験からか、日本びいきと思わざるをえません。
筆者も、イラクの被害を日本のマスコミが政治的に記事にできない可能性が高いと書いているように、米政策に反対する記事さえ発表しにくい日本で、日本の恥部は更に発表しにくい、程度の予想は何故働かないのか?
現在でも被爆者を切り捨て、米に無条件追随してイラクへ軍人を派遣し、反戦ビラを家のポストに投函しただけで70日間も拘留される日本は、米に比べてそんなに素晴らしいのでしょうか?
筆者の大学院でのブドロー先生の言葉「世界を一つのユニットとしてみるんだよ!マスコミの報道を聞くときは、そのネットワークを所有しているのが、どの大企業のクソ野郎なのか把握してからにしろよ。それがいったい何によって動かされているか、どんな連中がどんな目的で動かしているかを掴むんだ。」を深く理解すれば、もっと深みのある良い本になったと思います。