これまで、中古ビデオや海外DVDでしか見られなかった3作なので、まとめて出してくれたのは大変にうれしいので星4つです。「キリング・フォー・カルチャー」で最悪に残酷過激なように書かれていた「ラストハウス・オン・デッドエンド・ストリート」は、残酷描写自体は今見ると大したことはありません。しかし、ヘタクソなカメラや編集、投げやりな音響(カセットで録音したそうです)などが、何故か奇妙に恐ろしい雰囲気を作り上げています。時代の勢いといいましょうか。普通に見て一番面白いのは「スクワーム」のジェフ・リーバーマンの「悪魔の凶暴パニック」。ハゲが目を剥いて暴れるだけなのに、大変なド迫力で笑えます。なんせ、いい大人が白目を剥きながら女を火の燃える暖炉に投げ入れたりするので、ワクワクします。途中、ダレますが、ストーリーもB級ホラーとしてはまとまっている方です。アラン・ルドルフの「悪魔の調教師」は砂漠で女をつかまえて見世物にしている狂人の話で、確かに「悪魔のいけにえ」や「サランドラ」に似ていて、凶悪ムードはあるものの、狂人男の行動がダレていて、緊張感は持続しません。放射能で怪人となった狂人男の父親のメークはチープなりにすごいです。この役をアラン・ルドルフ本人がやっているという噂は本当でしょうか? こういう見世物映画は、「見ることができない」ことに最大の価値があり、ボックスで出てしまうと「なーんだ」ということになってしまいがちですが、このボックスはまだ、3本ともそれなりにイヤーなムードを持っていて、「なーんだ」感は少ない方だと思います。私個人としては十分楽しめたのでおすすめしますが、つまらないと言われても責任は持ちたくない気分です。