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『自分はこの先何を学んでも、どう転んでも、結局何にもなれずに誰とも結ばれることなく一人ぼっちで寂しく死んでいくんじゃないのかな?』と年齢・性別に関係なくそういう不安を胸に抱えた人はいっぱい居ると思う。どうにもならない現実的不安に潰されて、ずぶずぶと自分地獄に落ちていくしかない、セックスもできない生産性のないオタクに成り下がりそうになり、「やっぱやだーそんなの!!」と叫ぶ私のような人間に向かって、この本は大槻ケンヂが差し出した一本の救いの手のような気がした。「そんなことないさ、きっといいことあるって、外に出ればいろんな人がいて、きっとめぐりあえるさ」そんなメッセージに読んだ後ひとり「私大丈夫かも」と思ってしまう。
なんでか?作者・大槻ケンヂその人が体を張って『お前の人生はどうして大丈夫か?』という命題に、論理と苦行の人生の合わせ技ストーリーテリングで答えを証明しているからだ。
私は大槻ケンヂが不安神経症という病気で苦しんでいたことを、エッセイを読んで知っている。どんなにつらい病気だったかも罹ったことがあるから知っている。彼は自分と同じ、漠然とした不安を抱えた多くの有名無名老若男女の人の存在を決して忘れていない。その人たちのために生きる決意すら固めているような気さえする。
大槻ケンヂという人生のサバイバーからの、孤独に悩む全ての人間への無償の愛と励まし。胸にかすかな希望が残った。
ケンゾウは・・・彼は、本当にオーケンの分身というかんじで、同時に
こんなに赤裸々に書いてしまっていいのだろうか、と思ってしまいます。
ちなみに・・・私も家族に「スケベ妄想ノート」見つかったことあるよ。
恥ずかしすぎ。
この、青春時代独特の、「自分は人とは違う」みたいな気持ちを
何故こんなに上手くかいてしまうんでしょう!
そして、この閉塞感・そこから出たかんじとか。
別に、人と自分なんてそんなに違わないし、全く別物でもある。
よその宇宙みたいに。
この「パイン編」では、ズンズンと話が進んでいき、ケンゾウも
自分の居場所・自分の出来ることを見つけて、ハッピーエンドだと
思います。
ミカコのことは、少し悲しいけどね。
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