Sofia Gubaidulina
1. In tempus praesens (2007)
Concerto for violin and orchestra 31'50
2. Glorious Percussion (2008)
Concerto for percussion ensemble and orchestra 38'42
Vadim Gluzman, violin
Glorious Percussion
Anders Loguin, Anders Haag, Mika Takehara, Eirik Raude, Robyn Schulkowsky
Lucerne Symphony Orchestra, orchestra
Jonathan Nott, conductor
Recording: 2008 / 2011
BIS
このアルバムは「栄光のパーカッション Glorious Percussion」のほうがメインだと思う。協奏曲「栄光のパーカッション」は基本的にグバイドゥーリナが過去に用いたイディオム(音形や音色)からなると思う。よって、グバイドゥーリナのイディオムを嫌う人にはこのアルバムをおすすめしない。
「グバイドゥーリナは若い頃から打楽器に興味を持っていた(Sofia Gubaidulina also has a long history of interest in percussion instruments.)」とリーフレットに書いてある。「栄光のパーカッション」は打楽器を主役にした点が特徴であり魅力である。しかし、この作品は、オーケストラの役割も大切である(ジョナサン・ノットの指揮はうまいと思う)。
「栄光のパーカッション」の24分あたりから音楽が、打楽器を中心に次第にゆっくりと盛り上がり、31分30秒あたりからはじまるカデンツァ(多分大太鼓)は大音量で聴くと快感である。その部分は音量を大きくして聴くとスピーカが壊れるかも知れない。
「この作品には、7つの打楽器ソロが挿入されている。その演奏の際、演奏者はオーケストラの前に歩み出て、音符無しの即興演奏を行う(In this work, the solo percussionists have seven episodes in which they step in front of the orchestra and improvise, without noted music.)」とリーフレットに書いてある。
「今この時の中で In tempus praesens」も良い演奏だが、これは、やはり、ムターに献呈された作品であり、しかも作曲者がレコーディングに立ち会っているので、ムター&ゲルギエフの演奏の方が、テクスチュアやニュアンスはグバイドゥーリナの意図に近いと思う。
In Tempus Praesens