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最近のコメディはカップルのロマンスなどを描くものが多いが、『グッバイ、レーニン!』は、単に面白いだけでなく新鮮味がある意欲作である。映画は共産主義が終焉する前の東ドイツから始まる。主人公アレックス(ダニエル・ブリュール)の母親(カトリーン・ザース)は生粋の共産主義者で、彼が抗議デモに参加して警官に捕らえられたのを見て、心臓発作を起こしてしまう。彼女は8ヶ月間昏睡状態に陥ったが、その間にベルリンの壁が崩壊してしまった。目を覚ました母親の弱った体にショックを与えたくないアレックスは、共産主義がまだ存在していることに偽ることにした。『グッバイ、レーニン!』では、アレックス、母親、そして彼らを取り巻く人々の世界において、ウィットに富んだ風刺と現実世界のバランスがうまく取られている。面白い映画で、とてもお勧めだ。(Bret Fetzer, Amazon.com)
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
激動の80年代末のドイツを舞台に繰り広げられるコメディドラマ。心臓発作による昏睡状態にあったため、ベルリンの壁崩壊、東西ドイツ統一の事実を知らない社会主義者の母親。ショックを与えることが命取りになることから、息子は事実を隠そうとする。
内容(「Oricon」データベースより)
東西ドイツの統一という時代の波に翻弄される家族の姿を描いたコメディ。昏睡状態中に東西ドイツが統一し、意識を取り戻したがそれを知らない母。息子は母がショックを受けないよう、消滅前の東ドイツを必死に見せ続けようとする…。出演はダニエル・ブリュール、カトリーン・サーズ、チュルバン・ハマートヴァほか。
内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)
激動した時代の東ドイツが舞台の、優しくて哀しいコメディ。熱心な社会主義者で愛国心の強い母親が、心臓発作で昏睡状態に陥ってしまう。奇しくもその直後にベルリンの壁は崩壊、東西ドイツは統一へ。母親は8ヵ月後にやっと意識を取り戻すのだが、強いショックは命取りになることから、息子は必死になって“今までどおり”のフリをする。ゴミ箱を漁って昔ながらのピクルスのビンを探し、他の人には見向きもされなくなった東ドイツ製の衣服を身につけ、挙げ句の果てには国営放送のニュース番組まで捏造する。本人が大真面目なだけに、その健気な奔走ぶりが可笑しくてしかたない。テレビのニュースでは伝えられない、大事件の陰にある個々人の戸惑いが切ない。 (吉田正太) --- 2004年12月号