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とはいってもスタフォード史の主張は非常にシンプル。
「絵(image)が言葉(logos)より劣ったものであるという、プラトン以来の執念(しゅうね)き上下層序にケリを入れる」
言ってしまえばこれだけであるが、これほど分かりやすく力をもった主張というのもないだろう。昨今、マンガ批評・アニメーション批評が大流行であるけれども、少数の例外を除いて、どれもこれもあいかわらずの言葉狂い、マンガ批評と銘うっていながら、最初から最後まで図版ナシ!なんて本はざらにある。他の分野にしたって大同小異。ひたすら細分化し続ける現在の状況をスタフォード氏は、
「私たちには類似を語る言葉がなく、あるのは仰々しく差異をわめく意識あるのみ」
と喝破した。この状況を突破するためには
「良いデザインを持ったイメージ(Well-designed image)こそが、『知』と『不知』をつなぎえる」
というのである。実際、氏の「Visual Analogy」には「『つなぐ』技術としての意識」という副題がついている。そして氏の大著「ボディ・クリティシズム」が今秋、高山宏氏の訳で国書刊行会から発売される予定。すばらしいことである。
『超』えるエネルギーを求める人にこそ、この一冊を推したい。
「これでいいのでしょうか?」と言い捨てるだけの本が多い中、
きちんと「こうすればいいのではないでしょうか」と答えている点に好感がもてます。
230余りのページ中100点のイメージが詰まっていました。
手に汗握る高揚感が最後まで続く即効性のある元気本です。
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