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グッド・バイ (新潮文庫)
 
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グッド・バイ (新潮文庫) [文庫]

太宰 治
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

被災・疎開の極限状況から敗戦という未曽有の経験の中で、我が身を燃焼させつつ書きのこした後期作品16編。太宰最後の境地をかいま見させる未完の絶筆『グッド・バイ』をはじめ、時代の転換に触発された痛切なる告白『苦悩の年鑑』『十五年間』、戦前戦中と毫も変らない戦後の現実、どうにもならぬ日本人への絶望を吐露した2戯曲『冬の花火』『春の枯葉』ほか『饗応夫人』『眉山』など。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

太宰 治
1909‐1948。青森県金木村生れ。本名は津島修治。東大仏文科中退。在学中、非合法運動に関係するが、脱落。酒場の女性と鎌倉の小動崎で心中をはかり、ひとり助かる。1935(昭和10)年、「逆行」が第1回芥川賞の次席となり、翌年、第一創作集『晩年』を刊行。この頃、パビナール中毒に悩む。’39年、井伏鱒二の世話で石原美知子と結婚、平静をえて「富嶽百景」など多くの佳作を書く。戦後、『斜陽』などで流行作家となるが、『人間失格』を残し山崎富栄と玉川上水で入水自殺(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 397ページ
  • 出版社: 新潮社; 改版 (2008/09)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4101006083
  • ISBN-13: 978-4101006086
  • 発売日: 2008/09
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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43 人中、40人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 太宰治の遺作(未完)です, 2005/8/4
レビュー対象商品: グッド・バイ (新潮文庫) (文庫)
遺作でタイトルが「グッド・バイ」となると、どうしても「この世のみなさん、グッド・バイ」と思いがちですが、そうではなく、この作品はある男が付き合ってた十人の女と一人ずつ「グッド・バイ」していく話なのです。一説によると、太宰は昭和23年6月の段階では自殺する気などなかったとされています。太宰は不倫相手の山崎富栄と別れたくて心中をわざと失敗して気まずい空気を作ることで別れようとしたけど、山崎富栄が「しっかりした人」だったために心中が成功してしまった(おかしな言い方ですが)というのです。その根拠として、死にに行ったはずなのに「グッド・バイ」の続きを書く気まんまんだったということ、そしてこの「グッド・バイ」で最初に主人公が別れる女性が心中相手の山崎富栄そっくりな人物であることなどが挙げられているのです。このようにいわくつきの作品なのですが、太宰としては「パンドラの匣」以来二年ぶりの明るい小説で、文体にも戦前の明るい作品に見られたテンポの良さが復活し、自殺のために未完に終ったことが悔やまれるほどの素晴らしい仕上がりになっています。また、この作品集には「グッド・バイ」の他に「男女同権」「十五年間」など太宰の戦後観を知る上で重要な15の短編が収められています。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 続きを読ませて。, 2008/5/29
レビュー対象商品: グッド・バイ (新潮文庫) (文庫)
どの短編も素晴らしいが、特に気になるのが、
太宰の最後の作品と言われる『グッド・バイ』。

ユーモアあふれる鋭い描写で、読者を小説世界に引き込んでいく。
ページから登場人物たちの息づかいが聴こえてきそう。

この短編は残念ながら未完。

どうしても続きが読みたい。悔しい。
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 人間の光と影を書いている, 2008/2/14
レビュー対象商品: グッド・バイ (新潮文庫) (文庫)
人間失格が非常におもしろかったので、別の太宰の作品も読んでみようと思って買った。

太宰は人間の光と影の部分をかなり敏感に捉えていると感じる。
「走れメロス」のように友情、信頼という人間のすばらしい部分、そして「人間失格」で描いた失望、欺きという人間の愚かさ。

この短編小説集には戦後の日本で多くのものを失いながらも、生きていこうとする人間の姿が光と影を交えて描かれている。途中、戦争に対する太宰自身の考えととれるストレートな表現(ex.日本は無条件降伏をした。私はただ恥ずかしかった。ものも言えないくらいに恥ずかしかった)も垣間見えて興味深い。
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