ビートルズの神話の中に閉じこもることなく、常に新たな音楽に挑戦を続けているポールの姿には心の底から尊敬をしたいと思いますし、感謝の気持ちで満たされます。いつの頃からか、ポールはステージでビートルズの曲を再現してくれるようになりました。ウイングスの頃は余り演奏しませんでしたから、彼の心の中でビートルズへの思いが変化したのでしょう。ポールの凄いところは、その昔レコードで聞いたまま演奏してくれるところです。そして、彼の音楽で育てられたような人間にとっては、おおっと思わせる選曲がツアーの度の盛り込まれているところですね。ビートルズが切り開いた領域はコンセプトなアルバム作りでもありました。シングルのヒット曲ではなく、アルバム作品として作られるようになりましたから、彼らの曲は、シングル発売されなくてもみんな良く聴いていました。ウイングスになっても、ソロになってもずっとアルバムで聞いていました。その中からツアー毎に演目を決めるのですから、全部知っている曲ですし、全部歌える曲ですし、ライブで聴けるのが夢のような曲です。CDを買って、暫くするとDVDを買って、という順番でしたが、今回は、一緒に歌と映像を楽しめます。言うことなし。ステージに立つポールに出会えることが嬉しいです。一つだけ、難点があるのですが、ジャケットは豪華な凝ったつくりであることはわかるのですが、CDが取り出しにくいです。ちょっとイライラしましたよ。