キャメロン・ディアズ主演で映画化もされた次作「イン・ハー・シューズ」が面白かったので読んでみました。ダイエットと失恋に悩む20代後半女性の一人称で語られるので、最初はちょっと畑違いの本を手にとってしまったような感じでツラかった。きっと同年代で同じような悩みを抱えたちょっと太めの女性だったら共感しながら読めるんだろうなあと思いながら、500頁超を最後まで読み切れる気がしなくて、途中で放り出してしまいそうになりましたが、とんとん拍子に成功してからの波乱含みの後半が面白く、意外にも一気に読めてしまいました。いつの間にか共感できる部分もありましたし。あまりに話がうまく運びすぎるとは思いますが、ハリウッドのパーティやエージェントの描写が面白く、アメリカのショウビズ界に興味があるとそれなりに楽しめるかもしれません。それにしても太めの体型のコンプレックスから脱するために、ここまでの経験を要するっていうのは大げさにも感じますが、主人公キャニーの成長を感じさせて読後感は良いです。主人公キャニーとその娘ジョイと愛犬ニフキンは「イン・ハー・シューズ」にも、ちらっと出てきましたね。
別にそんないやらしい内容ではありませんが、結構あけすけな描写も多く、アメリカの女性のセックス感ってどういうものなんでしょう?なんて考えてしまいました。みんながみんなポルノビデオのようなプレイを楽しんでいるわけではないのでしょうが。人間ビデって・・・。たいていの女性は普通に笑えるのかな?
4章のタイトル「かみなりスージー」は、ウォーレン・ジヴォンの曲「スージーライトニング」(CDミスター・バッドエグザンプルに収録)からとられているようです。キャニーは気が付いていないようですが、K先生の気持ちをよく表していますね。