戦闘妖精雪風の続編。
今作は主人公深井零が自分の片腕と信じて疑わなかった雪風との
関係やジャムの正体について臨床心理士のエディス・フォス大尉、
過去の零のような人格の桂木彰少尉、ジャーナリストの
リン・ジャクスン、そして友人のジェイムズ・ブッカー少佐を
交えて見つめ直していくものになっています。
戦闘描写の精密さは相変わらず素晴らしく、零の視点で描かれている
場面は特に感情移入でき、読者も零と共に雪風のコックピットに
乗っているような臨場感を感じます。
物語の終わりとしては中途半端な終わり方をするものの、
神林氏の文才はそう感じさせず、むしろ非常に綺麗な
幕引きであったと感じられました。
しかしながら、アニメ版雪風5巻を見た神林氏はもしかしたら続編が
書けるかも知れないとおっしゃっていたので、ぜひとも出して頂き
たいと思います。
前作が気に入ったなら目を通しておきたい一冊です。