第3話「紅の傭兵」第4話「死の河を越えて」第5話「宿命の出会い」が収録されたVol.2。
物語はテンポよく進み、セム族の夜襲とスタフォロス城の陥落、アムネリスの登場、ランドックの消息、虜囚となったパロの双子とその脱走までです。
レムスのおしめ、イシュトのスニを「焼いて食うぞ」発言などほのぼのとしたシーンも面白いですし、エンゼルヘアーの舞う幻想的な夜の情景は植松氏の音楽と相まってとても素敵です。
ところで、トーラスのオロの死に方には全く納得できません。
あそこは原作通りにして欲しかったです。
あのオリジナルキャラクターは出さない方が良かったと思いますね。
物語の本筋に関係ない人物には感情移入もできないし、作品を散漫にしてしまいます。
アニメの制作陣は、グインサーガを特撮物のようにとらえて表現したいのでしょうか。
この先、少しずつ違和感が増すようになってくるのでしょうか。
派手な怪物として描かれてしまったヴァーノン伯爵、天下一武道会のようなマルス伯を見て不安が芽生えました。
グインサーガに、流行のあるいは今風のアニメの作り方が必要でしょうか。
リンダとスニの出会いはとっても微笑ましいし、アムネリスの台詞などは原作にかなり忠実でよかっただけに、派手な画面に走ることなく、もっと小説ないし物語の力を信じて堂々と作っていただきたかったなと感じました。
特典DVDのパイロット映像が、見ごたえありました。ほんのちょっとだけですが戦闘シーンは本編以上の迫力。
そして、栗本先生のロングインタビュー。
ちょっぴり胸が苦しくなります。
先生もまた、ヤーンの目に導かれて、この途方もない未完の物語をお書きになったことを思えば。