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11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
試みを応援し続けたい,
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レビュー対象商品: グイン・サーガ・ワールド2 (ハヤカワ文庫JA) (文庫)
栗本薫先生がお亡くなりになった後に残された豊穣なグイン・サーガという世界。そこを舞台に、何人かの小説家がその世界を語り継いでいくという企画ものの第二巻です。前巻は、それぞれの方がおそるおそるグインの世界に足を踏み入れていた感がありましたが、今巻からはそれぞれの目指す世界がずいぶんとハッキリと見えてきたような気が致します。 久美沙織さんのスカールの少年時代を描いたお話「星降る草原」は前巻ラストほどの衝撃はないものの、外伝という感じでは一番それらしいお話で、これがどう前巻と繋がっていくのかが楽しみ。 牧野修さんのノスフェラスを舞台にした「リアード武侠傳奇・伝」は、ごめんなさい。ちょっとノーコメントです。 それから宵野ゆめさんの「宿命の宝冠」、こちらは沿海州を舞台にしているお話ですが、主人公の麗人の上の兄弟や霊感をもつアルピノの妹が登場、母親であり女王だった人の若いときの物語なども出てきて、いかにも大河風でありつつ、なおかつ剣と魔法という主題がしっかりとあり、一番栗本薫先生の流れを継いでいる気がします。 ただ、これは個人の好みですので、中には牧野さんのが一番いいという人もいれば、もっとまともにグインの外伝を書いて欲しいとか色々な意見が出てくると思います。そのためにもこれくらい色々な方向性があるのがちょうどいいのかも知れません。ともあれ、そういう試行錯誤の中できっと素晴らしい作品がたくさん出て、グインファンの皆が楽しめる世界が生まれてくると思います。 それだけに、このグイン・サーガ・ワールドがいきなり途絶えないようにグインファンとしては、栗本薫作品以外は認めないという人も含めて、全員で応援していって欲しいなと個人的には思います。
11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
うーん,
By 春雨 (神奈川県在住) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: グイン・サーガ・ワールド2 (ハヤカワ文庫JA) (文庫)
1巻同様、違和感があるものの、それなりに楽しめました。「氷惑星再び」 これから冒険が始まる、というところで未完です。 残念な気持ちも大きいですが、 久しぶりに読んだ栗本薫さんの文章が心地よかったです。 「星降る草原」 やんちゃなスカールが、ちょっとイシュトっぽいです。 ただ、草原の民がそれっぽくないのと、 作者の文章がともすればひとりよがりになりがちなのが、 相変わらず気になります。 「リアード武侠傳奇・伝」 セムの語り部がグインの名を騙ってるようでいやなのですが、 ノスフェラスの風土をよくとらえてて、物語としてはまずまずです。 「宿命の宝冠」 栗本さんの文章に一番近いので読みやすいです。 会話文がちょっと軽くて、ライトノベル風なのが気になります。 ついつい栗本薫さんと比べてしまって、 作者のみなさんには申し訳ない気持ちもあります。 でも、それはきっと想定内だと思うのでご勘弁を。 日記や今岡さんの手記はとても興味深く読ませていただきました。 いろいろ思うところはありますが、3巻もきっと読むと思います。
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
次号が楽しみ,
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レビュー対象商品: グイン・サーガ・ワールド2 (ハヤカワ文庫JA) (文庫)
「グイン・サーガ・ワールド」も第2巻になると、ようやく他の作家による「ワールド」も、その意図がしっかりと認識出来るようになりました。草原地帯・ノスフェラス・沿海州と、三地方の歴史が刻みこまれます。 それぞれの物語も佳境に入り、謎もいよいよ深まってきました。 次号が楽しみです。 「日記」については、栗本薫がこれほど「書くこと」に苦しんでいたとは思いませんでした。 もっとすらすらと筆が進んでいたと思っていました。 それと人格障害です。 これほどの苦しみを伴うほど酷いとは。 よくこれで、こんなに多くの作品が残せたものだと感心しました。
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