終わってしまったグイン・サーガ、その記念というか区切りとしての意味しかない本だと思います
グイン・サーガのハンドブックはこれまでにも文庫で3冊、ナビゲーションブックや読本、鉄人なども刊行されていますが、その中でも最も(読み物としての)内容の薄い本です
(キツい言い方かもしれませんが、30年来読み続けてきて全巻持っているファンなら言う権利があるかと)
一番良かったのは折り込みのカラー地図でしょうか
巻頭の小谷真理氏のグイン・サーガ論はしっかりした考察でそれなりの内容ですが、作品自体が未完のまま終わってしまった今となっては「だからどうなんだ?」という気がします
完全版辞典はたしかに収録単語数は凄いですが、1語につき1〜2行程度の説明では単語の確認くらいの意味しかありません
ストーリー紹介も全巻読破している人にとっては必要ないかと(時系列に読みやすく整理されているので、その点は評価できます)
また逆に未読の人がこのダイジェストをよんで「グインってこんな話なんだ」と思われる(過小評価)のもいかがなものかと思います
総じて辞典は隅から隅まで読んで楽しめるようなものではありませんし、この本自体一度読めばもう読み返すことも無いかと
ファン・・・特に全巻持っている人なら間違いなく購入するでしょうが、上記のようにあくまで「区切り」として内容には期待しないように・・・