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グアルディア 下
 
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グアルディア 下 [文庫]

仁木 稔
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

知性機械サンティアゴの到来を神の奇蹟と信じる民衆は参詣団を組織し、到来の地・グヤナを目指していた。アンヘルは参詣団の守護者として同行するJDとカルラの監視を続け、JDが失われた殺戮兵器・生体甲胄の着用者であると確信、二人を招きサンティアゴ確保のためグヤナへの共闘を迫る。アンヘルの残酷で悲壮な企みの果て、ついに到来するサンティアゴの秘密と、彼女の真の目的とは?愛憎と頽廃のSFオペラ、完結。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

仁木 稔
1973年長野県生まれ。龍谷大学大学院文学研究科修士課程修了。2004年、ハヤカワSFシリーズJコレクションより刊行された本作で作家デビュー。新人離れした壮大なスケールの作風が高い評価を受けた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 361ページ
  • 出版社: 早川書房 (2007/04)
  • ISBN-10: 415030887X
  • ISBN-13: 978-4150308872
  • 発売日: 2007/04
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 821,670位 (本のベストセラーを見る)
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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 上巻で、死ぬと分かっていたキャラクターが、想像以上にとんでもない最期を迎えたので、それを払拭する為にも読み進めた下巻。
 要するに、救いが欲しかった訳です。(苦笑)
 でも、あったんでしょうか?分かりやすい形での。

 紆余曲折を経て、ラティノアメリカ征服をすすめる自治都市エスペランサのアンヘルの元へたどり着くJDとカルラ。百年ほど前にカルラに出会う以前の記憶が無い(旧世界の生物兵器でもあるらしい)JDは、幼い少女の外見を持つカルラを保護しているようでいて、結構子供として振る舞うカルラに依存しているような気が…
 保護者にして愛人のクリストフォロ・ドメニコを失って以来、自分の身を守る為にも政治的にエスペランサの頂点に位置せざるを得なかったアンジェリカことアンヘルは、滅んだ世界を統括していた12の知性機械(進化したスパコンみたいなもの)の1つ、南米を担当していたサンティアゴを遠隔操作出来るただ1人の生体端末。次世代の生体端末の命を宿したアンジェリカの寿命は終わりに近づいている今、彼女に思いを寄せるクリストフォロの末子ホアキンの恋心は報われないままなのか?
 出会ってしまった今、4人の運命は、アンジェリカが画策する宇宙からの知性機械サンティアゴの帰還とどう結びつき、そして変化していくのか…

 自分の喪失した記憶について悩むJDと、自分以外の記憶も断片的に保持するアンジェリカの問題の対比が興味深く、上巻でかなり落ち込んだにもかかわらず、下巻はさくさく読めてしまいました。
 舞台である南アメリカ特有の土着信仰とキリスト教などが融合した宗教観や芸術などの描写が世界観を形成していく上で非常に重要な作品なので、今まで南米に興味がなかった方にはちょっとイメージをつかむのに苦労する場合があるとは思いますが…
 最後まで読んでしまうと、上巻で奈落落ち決定だった気分はある程度は復活!

 下巻のあとがきを読むと、作者のこのストーリーへのアプローチ法がもろ分かりでこちらも面白く読めてしまったので、上下巻通して読むんだったら星4つでも…いいかな?(笑)
 別にあとがきでネタバレの連発をする訳でも無いので、作者のあとがきは先に読んでも大丈夫だと思いますよ。
このレビューは参考になりましたか?
形式:文庫
全巻、読了しました。上巻は、面白いけれど《世界像》が見えてこない感じで、多少、不安に思いました。ところが、下巻になると《本格SF》としての《世界の全貌》が明らかになってきます。それと同時に、物語も加速して行き、終盤の怒濤の展開が最高に面白いです。結末に関しては、賛否両論別れる所かも知れませんが、個人的には、一番好きなキャラが救われたのが良かったです。未来のラテン・アメリカを舞台に、多彩なキャラクターたちの《愛憎劇》を描いた本書は、新しい《キャラクター文学》の傑作として、楽しく読めました。一読者としては、この世界をさらに《進化/深化》させた作品がもっと読みたいです。
このレビューは参考になりましたか?
8 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
最後まで読み終えるには気合いが要ります。

上巻にも増して暗くなっていくので・・・。

僕は本気で読み進めるのをやめようかと思いました。

なんとか踏みとどまり、最後まで読み終え、最後にやっと微かな救いを見出せた気がしました。

下巻ではキャラクターの心情変化の描写が粗い気がしましたし、キャラクターの境遇がどれも悲惨過ぎて、読んでいて気が滅入ってきます。

上巻と同様、読む人を選ぶ話になっていると思います。
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