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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
タイトル曲はにじみ出るようなヘタウマと思いますが、他の曲は並程度ちゃいますか?,
By
レビュー対象商品: クール・ストラッティン+2 (CD)
ソニー・クラークのピアノは音が少ないのに、間合いに含蓄がある、とピアニストの野本晴美さんが確か言っていたが、この「クール・ストラッティン」がその典型ではないでっしゃろか?マイルスやキースを聴き慣れた耳には、ぱっと聴いただけやと一般的なハードバップと聞こえるけんど、何度か聴いて居りますとじわじわしたテンポで、特にヘタウマのクラークのピアノのにじみ出るような味わいがええ。トランペットとサックスもうまくこうした意図を支えとるように思います。本盤は名盤として、少しでも悪く言おうものならジャズが判っとらん、と言われるんやろな。ほんでも、「ブルー・マイナー」は一般レベルのハードバップ違いますやろか。ほんのり憂いを帯びた佳曲ですけどもクラークの味(含蓄)みたいなんは昼間部のピアノソロを含めて、ワテにはさほどは感じられんです。 Sippin' at Bellsは、ハードバップ時代のマイルスバンドの曲のよう。これも普通ですなあ。クラークの味は、やはりブルースがエエんちゃいますか。マクレーンのサックスはマイルスのバンドにいるように伸びやかですなあ。Deep nightはうら寂しいバラード曲。しみじみとして、メロディアスな主題フレーズが印象的な好演で、B面終わりにエエ雰囲気です。 別アルバムからのおまけ追加曲でRoyal flashは、1, 2曲めのクラーク自作曲とはちょっと作風が違い、普通のバップジャズで特徴は薄くトランペットは威勢がよろしいが、これならおまけに入れない方がいい気も。 同じく別アルバムからのスタンダード曲Loverではフロントラインになぜかマイルスバンド風のスピード感があり、それにクラークのカラフルで優雅な味わいのピアノのフレーズが印象的な佳曲です
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ソニー・クラーク、1958年録音の超人気盤。,
By 青木高見 (東京都練馬区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: クール・ストラッティン+2 (CD)
ソニー・クラーク (Sonny Clark 1931年7月21日〜1963年1月13日) は、アメリカ合衆国ペンシルベニア州生まれのジャズ・ピアニスト、作曲家。1957年ブルーノートと契約、何枚かのリーダー・アルバムを発表、その影にポスト、ホレス・シルバーに押し上げたブルーノート創設者アルフレッド・ライオンの力が大きい。若干31歳の若さで他界、死因はヘロインの過剰摂取、アメリカでの人気は常に低かったが我が国では「クール・ストラッティン (1958年)」のピアニスト兼作曲者として有名になり熱狂的なファンが多い。アルバムは1958年録音の超人気の名盤で、1曲目の「COOL STRUTTIN'」2曲目の「BLUE MINOR」とCDで追加された5曲目の「Royal Flush」がソニー・クラークの作曲となる。不動の人気の一つに共演者の好演がある、アルト・サックスのジャッキー・マクリーン、トランペットのアート・ファーマーのソニー・クラークの音楽性を意識した非の打ち所のない名演を聴く事ができる。また当時、最高峰とされたリズムセクションのベースのポール・チェンバース、ドラムのフィーリー・ジョー・ジョーンズの完璧なサポートらに支えられ哀愁のファンキーピアノが溶け合う。この音を至福といわずして何というべきか、驚異の完全無欠アルバムは斯(か)くして永遠となった。(青木高見)
9 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
クールなハード・バップ ホットな哀愁,
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レビュー対象商品: クール・ストラッティン [12 inch Analog] (LP Record)
ドラッグのやりすぎにより、わずか31歳の若さで他界したピアニスト、ソニー・クラークの代表作。50年代のファンキーなムードをたたえながらもどこか、知的で複雑な要素を持ったアルバムだ。Cool Struttin'というタイトルとジャケットのおしゃれなセンスはおよそファンキーな土くささと相容れないし、Blue Minorの哀愁を帯びたテーマはホットに語りかけ、心を熱くさせる。米国におけるクラークの人気は意外なほどないという。日本ではマイナー好みな日本人の感性にフィットしたのかジャズ喫茶の超人気盤であった。アート・ファーマー(tp)、ジャッキー・マックリーン(as)というフロントラインも、哀愁とファンキー、知性など複合的なムードを引き出すことに貢献している。また、P・チェンバース(b)、F・J・ジョーンズ(ds)といえば当時のマイルスのリズム陣。後乗りのビートで全体をぐいぐい引っ張り、フロントラインを煽っている。58年といえばハード・バップが熟成しファンキーな色合いのジャズが絶頂期を迎えつつあったが、カーティス・フラーの「ブルースエット」やジャズ・メッセンジャーの諸作と並ぶ名演であろう。しかし、あえて単なるファンキージャズと一線を画したくなるのはクールなハード・バップという形容矛盾を犯してしまうほど、ソニー・クラークの美的で底知れぬ才能のゆえである。60年代、70年代、80年代のジャズシーンの中で、ソニー・クラークがどのような演奏をしていたか、聞いてみたいと思うのは僕だけではないだろう。だが、短い時間に生き急ぐようにして吹き込まれたクラークのキラ星のような作品の生命は永遠の輝きを放ち続けるに違いない。
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