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クローン羊ドリー (Ascii books)
 
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クローン羊ドリー (Ascii books) [単行本]

ジーナ コラータ , Gina Kolata , 中俣 真知子
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

ニューヨーク・タイムズの気鋭ジャーナリストが現代科学の最先端『クローン』の真実に迫る。

内容(「MARC」データベースより)

すべてはドリーから始まった。世界を揺るがしたクローン羊誕生をジャーナリスティックな視点から考察。研究の過程とそのなかで起こったスキャンダル、そして生命倫理に関する問題などを明らかにする。

登録情報

  • 単行本: 358ページ
  • 出版社: アスキー (1998/03)
  • ISBN-10: 4756117597
  • ISBN-13: 978-4756117595
  • 発売日: 1998/03
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.2 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 5.0 クローン動物の歴史的背景がよくわかる本, 2002/8/16
レビュー対象商品: クローン羊ドリー (Ascii books) (単行本)
クローン羊ドリーが誕生したころ、あらゆるメディアで大騒ぎしているので記憶には残っているが、私は一体何がそんなにすごいのかは当時よくわかっていなかった。この本を読んで分かったことだが、クローン自体がすごいわけではなく、実際ドリー以前にもクローンは誕生していた。受精後、胚が分裂していって複数の細胞の塊になったところをばらばらにして培養してやれば、全く同じ遺伝子をもった動物が誕生する。ドリーの何が画期的だったかといえば、成体の完全に分化した乳腺細胞から新たに個体を作り出したという点にある。

全ての遺伝子セットをもっているのは生殖細胞だけで他の細胞は分化するにつれて余分な遺伝子を失っていくのか、それとも全ての細胞は遺伝子を失わないままもっていて必要な部分だけ発現させるのか、長い間論争の的になっていた。これを証明する方法は成体の完全に分化した細胞から新たに個体を作ることであったがなかなか成功せずほとんど絶望視されていた。そこでクローン羊が誕生したことはまさしく驚きだった。

また、従来の胚を分割する方法はどんな表現型をもった個体が誕生するかは分からなかったが、体細胞からクローンをつくれるとなれば好ましい形質を持った個体を増やすことができ、また新たに遺伝子操作を行うことすらできる。科学的に意味があるだけでなく、社会に甚大な影響を与えうる技術である。

クローンにまつわる歴史的な背景、科学的な意味とそして社会に与えうる影響を考察していてとてもわかりやすい。

最近の報道によるとドリーは若い羊には珍しい関節炎になっているそうだ。ドリーに限らず、クローン動物には遺伝異常が頻発しているという。(2002,4,29朝日新聞)遺伝子が完全には脱分化せず、老いたままの細胞で誕生してしまったのだろうか。今後の解明が期待される。

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5つ星のうち 4.0 クローンについて技術・倫理両面から追った良書, 2008/6/24
レビュー対象商品: クローン羊ドリー (Ascii books) (単行本)
日進月歩のバイオテクノロジー分野なので随分古い本になってしまいましたが、内容は、
もっと古いクローンの歴史を技術面、倫理面で追っていくものとなっているので、現在
読んでも十分に面白いと思います。
構成的に技術:倫理=7:3くらいになっているので、倫理面に興味がある方にも満足
できる内容になっていると思います。
技術の叙述についていけないと苦しいかもしれませんが、高校生物程度の知識があれば
大丈夫だと思います。

(当時の)最新知識についても技術面、倫理面ともに叙述があります。全体の一割くら
いでちょっと少ない感じもしますが、ドリー誕生時の生物学会の様子がなかなか興味深
いものですので、傍流の研究者が一躍メインストリームに担ぎ出される様子が堅実に語
られていて、面白かったです。

倫理面はもちろん人クローンの是非についてのものです。
人クローン賛成派というと、エエッ!?って気がしますが、内容をしっかり読めば、必
ずしも非道い理由ではないことが分かると思います。

クローンについてご興味のある方にはお薦めの手堅い書き方の一冊です。
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