なんていうか、どんな映画だったかときかれてもうまく説明のしようがない、まずは観てもらうしかない。驚天動地の映像体験であり、なおかつ堂々とした○○○○ー・パニック映画(一応、伏せ字にしておきます…)の新たな傑作でもある『クローバーフィールド』のノベライズがこれだ。
とにかく、できるだけ予備知識なしで、からだ全部でカオスの中へ飛び込んでいくように“体験”した、というのが、オレの鑑賞時の実情であり、実際それでよかったのだと思ってはいるけど、その結果として、いろんな「情報」が抜けてしまったり、よくわからないままだったりして、そういうのはどうも、精神衛生上よろしくない気がして(どうも字幕にもいろいろ問題がありそうだったし)、自分なりにこの本でフォローしてみることにしたのだった。
すると、実際読みやすいし面白いし、登場人物たちの関係の推移なんかもしっかり把握できたし、頭の中のモヤモヤが、読んだらかなりスッキリしてくれて、ありがたかった。
映画本編のあちこちに横溢している、われらが東宝特撮映画へのオマージュは、このノベライズの文中において、さらにエスカレートしているかのようにもとれ、そこがまた興味深い。
巻頭にはカラー口絵が8ページある他、カバー裏にもちょっとした「お楽しみ」あり。
いずれにしても、映画そのものを観て…というか“体験”してから読まれることをおすすめしたい。