私はこの映画を以前、オリジナルの広東語バージョンで鑑賞しました。でもスー・チーやヴィッキー・チャオは本来北京語で会話しているので彼女たちの肉声が聞きたくて、このDVDを購入したのでしたが‥大ショックを受けてしまいました。あのシーンもこのシーンも、無い!日本公開版がカット編集されているなんて、思ってもみませんでした。ハッキリ記憶している場面だけでも五箇所。ちょっと多すぎます。
ジャケットにはスーチーとソンスンホンが並んでベッドに居る写真が載っていますが、このラブシーンはばっさりカット、本編にはありません。スーチーとヴィッキー演じる姉妹が喧嘩した後にそれぞれ悶々と悩むシーンもカット。ここがあるから、姉妹の絆も実感出来るし、後のビデオレターがより生きるのに‥。それに後半、敵地に乗り込む前にカレン演じる女刑事とヴィッキーがお互いを理解するようになって、正反対の立場ながら同士のような友情に似た感情を芽生えさせる、その大事なシーンもカットされてます。ここがあるからこそ、あの結果があり、そしてヴィッキーのキスに繋がるのに。日本版だけ観ていると、あのキスは唐突過ぎて理解出来ません。
全体的に、登場人物の大事な心の交流の場面を削除している事が多く、編集者のセンスを疑ってしまいます。この映画を気に入った人は、是非一度オリジナル版をご覧になることをお奨めします。
この日本版のDVDを購入して良かったのは、倉田氏の音声解説を聞けたことくらいです、撮影のちょっとした裏話を聞けましたから。
私は結局、海外オリジナル版を購入し直す事にしました。本当にがっかりです、この日本版には。