角川書店・月刊ドラゴンエイジ連載/森山大輔原作
「クロノクルセイド」TVアニメ第3,4話を収録したDVD2巻です。
時は西暦1928年のニューヨーク。悪魔により行方不明となった弟・ヨシュアを捜すため
悪魔祓いのプロとなったシスター・ロゼットと、彼女の魂(寿命)を契約の代償として
力を発動させる爵位剥奪者・悪魔クロノの痛快銃撃アクション作品です。
(総合7.5/10点)
Chapter03「御使い」★★★★★9/10点
神の御使い・地上代行者の少女アズマリア救出劇とその力の具現化により物語の核が見え始めます。
成功の影に悪魔あり。天使なれどその身は罪人なり。と、相対的かつ宗教概念も踏まえた
世界観描写が唸ります。ヨシュア失踪の原因を前置き無しでねじ込んだ印象が拭えませんが、
残酷な運命を知るも、「大人の笑い」で切り抜ける少女を素直な感情とカラッとした笑顔で諭す
抱擁感溢れるロゼットの優しさが魅力的です。しかし、ドレスのスリットの食い込み具合を
ちらつかせて、クロノをからかうあたりが本当の彼女の魅力なのでしょうが(苦笑)。
Chapter04「罪人」★★★☆☆6/10点
あきらめる前にやってみよう。やってみないとわからない。
そんな前向きな意思を掲げたアズマリア再奪取劇です。
ファテマの御使いの力に迫る展開と、文字通り生命を燃やす彼女の
ひたむきな気持ちの描写が人間の生きることへの本質を視聴者に訴えます。
ただ、真の力を解放したクロノと敵とのSFダークヒーローバトルが
逆に浮いてしまった印象が拭えないのが残念です。