劇的な効果とまでは言えませんが、数日間の実践で、なんとなく効果が感じられるようになってきました。
本の内容それ自体は、苫米地先生のこれまでの著書と大差なく、目新しくもないのですが、ただ1点この本の主旨を要約すれば、「特殊音源をBGMとして倍速朗読が収録された、付録CDに対してシャドウイングするトレーニングをしろ」ということです。
シャドウイングとは、CDの音声に対して追い付きながら自分も音読をすることです。
倍速の朗読は、聞くだけなら取り立てて難もありませんが、それに対してシャドウイングするというのは、フィジカルな意味でも非常にしんどいです。ただし、このトレーニングの真の目的は倍速で読み、理解出来るようになることではありません。倍速シャドウイングができるためには、黙読ではさらに何倍ものスピードで先を読めて、理解できていなければなりません。数回繰り返した今でも「あうあう」状態で、ほとんどまともに舌が回っていませんが、他の本を読むときに、頭の中で音声化しないようにしながら黙読すると、これまでよりスムーズ化されている自分に気づきます。
速読法自体は、苫米地式にこだわらず、他のメソッドを学んでいたとしても、クロックサイクルを高めるトレーニングは有効と考えられます。それは、クロックサイクルという概念自体が方法論の違いを問わず、抽象度が高いからでしょう。
私にはまだかなりキツいので、1日数分ずつでも長く続けたいと思います。
ただ、苫米地先生のご本や教材で割と良く指摘されることですが、例によって統計的な検証などは示されていません。つまり、このトレーニングをどれだけ実践したことにより、どれだけの割合の人が、どれだけの効果を上げた、というデータです。最終的には、各個人が自分に合う方法を見つけるしかないとしても、この点は、今後の改善をお願いしたいところです。