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クロスファイア(上) (光文社文庫)
 
 

クロスファイア(上) (光文社文庫) [文庫]

宮部 みゆき
5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (56件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

 四人の若者が廃工場に瀕死の男を運び込んできた。その男を“始末”するために。目撃した青木淳子は、力――念力放火能力(パイロキネシス)を放ち、三人の若者を炎上させる。しかし、残る一人の若者は逃走。淳子は、息絶えた男に誓う。「必ず、仇はとってあげるからね。」一方、現場を訪れた石津ちか子刑事は、不可解な焼殺の手口から、ある事件を思い出していた!
 話題の超傑作、ついに登場!

内容(「BOOK」データベースより)

四人の若者が廃工場に瀕死の男を運び込んできた。その男を“始末”するために。目撃した青木淳子は、力―念力放火能力を放ち、三人の若者を炎上させる。しかし、残る一人の若者は逃走。淳子は、息絶えた男に誓う。「必ず、仇はとってあげるからね」一方、現場を訪れた石津ちか子刑事は、不可解な焼殺の手口から、ある事件を思い出していた!話題の超傑作、ついに登場。

登録情報

  • 文庫: 400ページ
  • 出版社: 光文社 (2002/9/10)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4334733700
  • ISBN-13: 978-4334733704
  • 発売日: 2002/9/10
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (56件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 247,186位 (本のベストセラーを見る)
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5つ星のうち 4.0 武器として, 2004/8/29
レビュー対象商品: クロスファイア(上) (光文社文庫) (文庫)
最初は犯罪者だからといって躊躇いを覚えずに焼き殺す淳子に感情移入し難い印象を受けたが、読み勧めていくうちにその理由も納得できた。

「あたしは装填された銃だ」の一言に、異端の力を得てしまったばかりに与えられた過酷な運命と、己を武器として認めている精神とが織り込まれているような感じがし、特別な存在であるがために人を避け孤独に陥っていた淳子が、最後にあんな形ではあるがきっと幸せな最期を迎えられたのだろうと思ったとき、心にこれ以上無い切なさを覚えた。

犯罪者は処刑する。それが正しいのかどうか迷い始めたとき、そして木戸に逢って大切な人を得たとき、やっと「武器」から「人間」としての「戦闘」を始めたときが淳子のスタートだったのに、と思う。

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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 正義の執行という悲痛, 2004/2/26
レビュー対象商品: クロスファイア(上) (光文社文庫) (文庫)
念力放火能力という超能力を使える主人公を用いることで、
宮部氏は「法の裁けない悪を正義の名に基づいて裁く」
という耳に心地よい命題の苦痛をえぐり出した。

確かに処刑されても仕方がないような罪を犯すものがいる。
次々とその手にかかる犠牲者もいる。だが、十人の殺人鬼を
処刑できるなら、一人の無実なものを巻き添えにしても良いのか。

処刑者が暴走するならば、誰がそれをチェックするのか。

宮部氏の意図は答えを出すことではない。命題に正面から向き合って
生を燃焼させるものを生き生きと描き、読む者を捕らえて放さない。

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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 爽快感すら感じます, 2006/2/24
レビュー対象商品: クロスファイア(上) (光文社文庫) (文庫)
主人公が悪人を次から次へと屠っていく姿の描写が巧く、迫力があります。

さすが宮部作品です。爽快感すら感じます。

ただその爽快感は凶悪化の一途をたどる現代の犯罪事情、

犯罪者に分相応な処罰を下せない法律に対する不満の裏返しなのでしょう。

標的を追い詰めていく主人公、主人公を追う警察関係者…

二重に構成された追いかけっこが、話の展開をスリリングにしています。

私としてはかなり満足度の高い作品です。
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