98.01.11に私のホームページの蔵書リストのコラムで紹介した内容を転載します。
クロカンのこともテレマークのこともアルペンのことも判っている人が全くの初心者にも判るようにかみ砕いて書かれた本です。(著者は裏磐梯のペンションポローニャのオーナーで、SAJクロスカントリースキー指導員、TAJテレマークのスキー公認A指導員など多才なキャリアの持ち主です。裏磐梯2時間トライアルにも深く関わっています。)
エッジのない、細身の板で出来ることが最新の情報によって書かれています。
乱暴な総括かも知れませんが、「ハイキング、ツーリング、フィットネス」。
これがこの本で書かれているクロカンの魅力です。
私のクロカン書籍のデータベースで見る限り、上記の板でテレマークやスケーティング、パラレルなどを行う方法を網羅した本はこれだけです。(「クロスカントリースキー ダウンヒルテクニック」という本がこれに近いですが細身の板に限定していない点、スケーティングなどが網羅されていない点が異なります。勿論、書かれている視点も全く異なりますが。)
「歩くスキー」だけでもなく、「競技スキー」だけでもなく、「テレマークスキー」だけでもない、細身のクロカンの板だからこそ出来る楽しみ方がある、という切り口は私自身の抱いているクロカンのイメージにピッタリで、共感するところがとても多いです。
技術的なことは勿論、道具、服装、楽しみ方、ワクシング、大会、フィールドなど情報の範囲も多伎にわたって書かれています。
従来、個人的にはあえて一冊を推すとしたら今村源吉氏の「歩くスキー徹底ガイド」(北海道新聞社)をバイブルと呼んでいましたが、この本はクロカンの「今」を最も的確に知ることが出来るという意味で、新しいバイブルの登場です。