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クロイドン発12時30分 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
 
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クロイドン発12時30分 (ハヤカワ・ミステリ文庫) [文庫]

F.W. クロフツ , Freeman Wills Crofts , 加賀山 卓朗
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

完全犯罪を成功させろ!工場を経営するチャールズは窮地に陥っていた。資金繰りが苦しくなり、従業員たちの給料さえ払えなくなる日も近い。頼りだったおじのアンドルーにも借金をきっぱりと断わられてしまった。だが、絶体絶命のチャールズの脳裏にある危険な計画が閃いた。莫大な遺産を残してくれるはずのおじを完璧なアリバイとともに毒殺することができないだろうか?倒叙ミステリの礎を築いた名作が新訳版で登場。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

クロフツ,F.W.
1879年ダブリン生まれ。1896年から1929年まで、鉄道技師として働く。19年に大病を患い、長期療養中の慰みとして執筆した『樽』が、翌20年にコリンズ社から刊行され作家デビューを果たす。57年に没するまで、“アリバイ崩し”をテーマにした作品を中心に、33作の長篇と多数の短篇を物す

加賀山 卓朗
1962年生、1985年東京大学法学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 450ページ
  • 出版社: 早川書房 (2006/07)
  • ISBN-10: 4150736057
  • ISBN-13: 978-4150736057
  • 発売日: 2006/07
  • 商品の寸法: 15 x 10.8 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 洗練された訳, 2007/11/25
レビュー対象商品: クロイドン発12時30分 (ハヤカワ・ミステリ文庫) (文庫)
倒叙ミステリの名作としても評価の高い本作、

古本まで遡れば、多くの訳者による翻訳本が出ていますが、

現在では創元推理文庫版が最も広く読まれていると思います。

が、ハヤカワ新装版の加賀山訳、非常にすばらしい。

洗練されています。

個人的には、地図を入れてほしかったかなーとは思います。

内容の面白さは、言うに及ばず、です。

小心者で人間臭い犯罪者の目線で、ハラハラしながらページを繰りましょう。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 地味だけど、緻密で手堅い傑作, 2009/7/8
By 
(横浜市) - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)   
レビュー対象商品: クロイドン発12時30分 (ハヤカワ・ミステリ文庫) (文庫)
本書は犯人の側から事件を描く「倒叙推理」の古典であり、

傑作と名高い作品です。

死体発見後の第2章から、

犯人であるチャールズの視点で物語は描かれていきます。

ただ、この作品、読み終えてみると、

特に意外な展開というものはありません。

金に困った犯人チャールズが、

叔父殺害を計画し、用意周到に犯行を実行。

当初自殺に見られた事件でしたが、

やがて警察が捜査を開始します。

そして、チャールズが罪を免れる−−

なんていうことは、あるわけもなく、

警察の網は着実にチャールズを包囲していくのです。

と、書いてくると、

何だ、退屈きわまりない物語ではないか、

と思われるかもしれませんが、

そこは、古典的名作と誉れの高い作品、

ついつい引き込まれてしまう「魅力」を持っています。

殺人犯に同情は不要、と分かっていながらも、

チャールズと一緒になって捜査の進展に一喜一憂したり、

もしかしたら罪を免れることができるかも、

と変な期待をしたりしてしまいます。

これは、クロフツという作家が得意とする、

緻密で手堅い描写のなせる技といえましょう。

動機や犯行方法、捜査の進展など、

妙にリアルで、金に困って殺害を計画すると、

こんな展開になるのかな、と納得してしまう物語になっています。

1934年刊行の作品ですが、

古臭さは全く感じられない、

地味だが、手堅く緻密な「倒叙推理」の傑作です。
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5つ星のうち 3.0 坦々と展開を追う姿勢が読者に求められる, 2010/5/29
レビュー対象商品: クロイドン発12時30分 (ハヤカワ・ミステリ文庫) (文庫)
刑事コロンボ・古畑任三郎へと繋がる倒叙ミステリの大傑作!とは、

この新訳版についた帯のコピーです。

ミステリのファンを自認する方々は、押さえるべき古典的な一冊です。

ただし、倒叙形式ですから犯人や動機、その犯行方法は当初から

あきらかにされています。坦々と展開を追う姿勢が読者に求められます。

奇をてらわず、生真面目な作風で作家としてのクロフツに信頼感を覚えます。

さらには、他の作品でフレンチ警部がどのような活躍をするのか興味をおぼえます。
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