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最も参考になったカスタマーレビュー
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
洗練された訳,
By ぷく (神奈川県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: クロイドン発12時30分 (ハヤカワ・ミステリ文庫) (文庫)
倒叙ミステリの名作としても評価の高い本作、古本まで遡れば、多くの訳者による翻訳本が出ていますが、 現在では創元推理文庫版が最も広く読まれていると思います。 が、ハヤカワ新装版の加賀山訳、非常にすばらしい。 洗練されています。 個人的には、地図を入れてほしかったかなーとは思います。 内容の面白さは、言うに及ばず、です。 小心者で人間臭い犯罪者の目線で、ハラハラしながらページを繰りましょう。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
地味だけど、緻密で手堅い傑作,
By
レビュー対象商品: クロイドン発12時30分 (ハヤカワ・ミステリ文庫) (文庫)
本書は犯人の側から事件を描く「倒叙推理」の古典であり、傑作と名高い作品です。 死体発見後の第2章から、 犯人であるチャールズの視点で物語は描かれていきます。 ただ、この作品、読み終えてみると、 特に意外な展開というものはありません。 金に困った犯人チャールズが、 叔父殺害を計画し、用意周到に犯行を実行。 当初自殺に見られた事件でしたが、 やがて警察が捜査を開始します。 そして、チャールズが罪を免れる−− なんていうことは、あるわけもなく、 警察の網は着実にチャールズを包囲していくのです。 と、書いてくると、 何だ、退屈きわまりない物語ではないか、 と思われるかもしれませんが、 そこは、古典的名作と誉れの高い作品、 ついつい引き込まれてしまう「魅力」を持っています。 殺人犯に同情は不要、と分かっていながらも、 チャールズと一緒になって捜査の進展に一喜一憂したり、 もしかしたら罪を免れることができるかも、 と変な期待をしたりしてしまいます。 これは、クロフツという作家が得意とする、 緻密で手堅い描写のなせる技といえましょう。 動機や犯行方法、捜査の進展など、 妙にリアルで、金に困って殺害を計画すると、 こんな展開になるのかな、と納得してしまう物語になっています。 1934年刊行の作品ですが、 古臭さは全く感じられない、 地味だが、手堅く緻密な「倒叙推理」の傑作です。
5つ星のうち 3.0
坦々と展開を追う姿勢が読者に求められる,
By 特別代議員 (北・北海道) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: クロイドン発12時30分 (ハヤカワ・ミステリ文庫) (文庫)
刑事コロンボ・古畑任三郎へと繋がる倒叙ミステリの大傑作!とは、この新訳版についた帯のコピーです。 ミステリのファンを自認する方々は、押さえるべき古典的な一冊です。 ただし、倒叙形式ですから犯人や動機、その犯行方法は当初から あきらかにされています。坦々と展開を追う姿勢が読者に求められます。 奇をてらわず、生真面目な作風で作家としてのクロフツに信頼感を覚えます。 さらには、他の作品でフレンチ警部がどのような活躍をするのか興味をおぼえます。
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