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クレールの膝/背中の反り (エリック・ロメール・コレクション) [DVD]
 
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クレールの膝/背中の反り (エリック・ロメール・コレクション) [DVD]

5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)

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登録情報

  • 出演: ジャン=クロード・ブリアリ, オローラ・コルニュ, ベアトリス・ロマン, ロランス・ド・モナガン, ファブリス・ルキーニ
  • 監督: エリック・ロメール
  • 形式: Color, Dolby
  • 言語 フランス語
  • 字幕: 日本語
  • リージョンコード: リージョン2 (このDVDは、他の国では再生できない可能性があります。詳細についてはこちらをご覧ください DVDの仕様。)
  • 画面サイズ: 1.33:1
  • ディスク枚数: 1
  • 販売元: 紀伊國屋書店
  • DVD発売日: 2007/02/24
  • 時間: 102 分
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • ASIN: B000LC5C2I
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: DVD - 91,472位 (DVDのベストセラーを見る)
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商品の説明

内容(「キネマ旬報社」データベースより)

エリック・ロメール監督が手掛けた連作「六つの教訓物語」の第5話。十代の少女のスカートから伸びる脚に一目惚れした主人公。その膝に触れたい一心で脅迫まがいに少女に迫り、思いを遂げる瞬間を官能的に描く。

内容(「Oricon」データベースより)

エリック・ロメールが手掛ける連作「六つの教訓物語」第5話『クレールの膝』。結婚を目前に控え、独身最後の夏を過ごすため訪れた湖畔で出会った少女の膝に一目惚れしてしまった男の欲望を描いた作品。


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最も参考になったカスタマーレビュー
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
「六つの教訓物語」シリーズ、第5弾。
実質的には「エリック・ロメール・コレクション モード家の一夜 [DVD]」の後の作品になります。
(構想では、「モード家の一夜」が先で「エリック・ロメール・コレクション コレクションする女 [DVD]」があとだったようですが、諸般の事情で前後したようです。)
撮り方は「コレクション〜」の方法論と同じ方法で撮られました。
より即興的だったようです。

ソフトのプリントですが、「コレクション〜」よりは程度が良いと思います。
難は全く無いので、ストレスは感じません。
デジタル化されたクリアな画質とは違いますが、返って味わいが失われていないのではないかと思います。

個人的に、「エリック・ロメール コレクション 海辺のポーリーヌ [DVD]」「コレクションする女」「クレールの膝」が三大フェイバリット作品で。
別にソレ系の趣味は無いのですが、それぞれ大変魅力的な女の子が主演しているから。
何しろロメールがそういう女の子を捜してきて、あのタッチでサラリと官能を撮ってしまう、それが心を捉えるんです。
この映画も、ローラ役のロマン、クレール役のモナガンの魅力的なこと!
そして、いつもながらロメール先生の視線のエロティックなこと。

リーフレットは薄いですが、ロメール自身のこの作品に関するインタビューが載っていて、興味深かったです。
また、特典の短編「背中の反り」は、なるほどと納得しました。
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この映画はフェチを描いた映画ではありません。またこの男はクレールの膝に一目ぼれした訳でもありません。しかしこの映画を短い言葉で説明しなければならない、としたらそのような表現になってしまうのかもしれません。それほど微妙な心理を描いた映画なのです。この映画の主人公ジェロームの設定で最も重要な事は、この男がモテ男であった、という事です。モテ男というのは自分がモテて当たり前と思っているので、自分に全く興味を示さない女に対し、興味を引こうとする習性があります。しかもクレールは恋人と常にイチャついているのですからどうにもイラッとくる訳です。この映画のプロットのうまさは、まずローラが彼に興味を持つという所にあります。なのでそれに対しクレールは……という事になるのです。
『クレールの膝』。何とも魅惑的なタイトルです。ジェロームは劇中で「とがってすべすべした膝」と表現しています。彼はそれを撫でたいと思うのですが、そのきっかけは恋人のジルが彼女の膝を撫でまわしていたからです。
「撫でまわし方が気に入らない」とジェロームは言います。その手がクレールは俺のモノだ、と主張している様に見えるからです。この瞬間、ジェロームはこの男の所有物を奪ってやりたいという衝動に駆られ、自分の所有物と主張していた(様に見える)クレールの膝を撫でる事を心に決めるのです。
物語も終わりに差し掛かる頃、ジェロームはクレールの膝を撫でる事に成功します。ジェロームが膝を撫でた時の、クレールのあの恍惚とした表情と、その直後に波打つ湖面のショットをインサートするあたりにロメールの持つエロティシズムが全て表現されています。役者が服を着ているにもかかわらず、映画史上稀に見る官能的なシーンとなっています。また、雨が止んできた、とジェロームの方からその場を切り上げるくだりも、男の達成感を表す上で重要なポイントとなっています。

セックスだけが欲望の終着点ではないのです。

ラスト、事の一部始終をジェロームはオーロラに話します。そこでオーロラは
「その時のクレールの心理なんてどうでもいい、絵画や彫刻になりそうな光景、それだけで十分」と言います。なんだかんだ理屈をつけた話ではありますが、結局のところ、そこが一番ロメールがやりたかった事なのかな、という気がします。男が少女の膝を撫でている、このシーンを撮る為に色々とこじつけて話を考えたのではないか、何かそんな気がしてなりません。

また、ジェロームがオーロラに接する態度が必要以上に親密な風に演出されているのですが、実はジェロームは昔オーロラの事が好きだった、という裏設定があるようなので、もしかしたら今でもそのような気持ちがあるのかもしれない、2人の少女をだしにして本当はオーロラの気持ちを掴みたかったのかもしれない、そんな風にも見て取れます。
いずれにしてもロメールの映画は普通の映画とは違い、登場人物のセリフが必ずしも心情を正確には反映していないので色々と類推してみる必要性があります。

最後に、この映画の撮影はネストール・アルメンドロス。陰影を強調するタイプではなく、色と光を優しくなじませるような、そんな名カメラマンです。彼が切り取る風景も見どころの一つです。
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