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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
踊る、嘆く、泣く機械,
By
レビュー対象商品: クレメンテ商会 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス) (コミック)
ありとあらゆる書類をコピーにとらなくてはならない。そこではコピー機は重要な機械。 しかし普通の人は機械のメンテナンスをすることはおろか、 開けることも出来ない… 独占している企業の思うままに、高いメンテナンス代金を払うしかなかった。 しかし、「モノ」の姿を見ることが出来る少女は闇のメンテナンスを行い、 ある「モノ」を探し出すために今日もコピー機を開けてゆく……。 かまたきみこさんは、「人」と「モノ」の関係性を書くのが上手な作家さんだと思います。 この話もそんなカンジ。 人とうまく関係が築けない主人公が、 「モノ」を通して人と深くかかわってゆく…という過程がとてもいい。 機械にも「心」はある。そしてそれをどこかに感じる… そういう経験は結構誰にでもあるはず。 パソコンだって悪口を言われると動かないしね(笑)。 綺麗でのびやかな描線と破綻のない、スムーズな展開が絶妙。 初めてのコミックスですが、本当によいお話です。さすがネムキだのう。
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
コピー機の世界,
By ローズおっとっと (石川県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: クレメンテ商会 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス) (コミック)
大切にすると、物にも心が宿るといいます。それが見えたとしたら、どんな感じでしょうか?主人公はコピー機と話ができる、不思議な女性。それを武器に古いコピー機を内密に修理する、クレメンテ商会を、たったひとりで立ち上げています。この世界では、ギャノン社が販売も修理も独占、当然、クレメンテ商会は裏家業です。だからとてもスリリングなお話に仕上がっています。 しかし、かまた先生のものに対する愛情の深いこと。作品にもそれが表れています。
5つ星のうち 5.0
なんか好き,
By
レビュー対象商品: クレメンテ商会 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス) (コミック)
「好きな漫画をあげなさい」と言われたときに、絶対に候補に上がる作品の一つ。コピー機がないと社会が動かず、コピーのリース会社がものすごい権限を持っている社会……。 この作者の他の作品もそうなのですが、なんかこう独特の世界観を作り出すのがものすごく上手な、というか他に思いつかないような世界を作る人だと思います。 そしてなによりこの作品では、物に対する感覚がたまらんのです。 身近な物品に「心」とか「人格」を感じてしまう人間にとっては、「わかる! その気持ち、すげえわかるんだよ〜!」と思ってしまう作品なのです。 物が話しかけてくる――こういうことはあります。たとえ自問自答に過ぎないのだ、と理性ではわかっていてもあるんです。うん。 「どんなにボロボロになっても愛着があって捨てられない道具がある」、「なにかを捨てるときは『ごめんな』と言って捨てる」なんて人には、本当に読んでもらいたい。
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