紀元前1世紀のエジプトに降臨した美しき星・クレオパトラ。神に導かれ、弱冠18歳で女王として民のために生きる決意を固めたクレオパトラは、エジプトを脅かすローマ将軍達との危うい駆け引きの中で、運命の人シーザーと巡り合う。宿命を背負いながら靱(つよ)く生きる女性を描いて圧倒的な共感を得てきた著者が、古代地中海世界を彩った古(いにしえ)の魂と呼応して生み出した、壮大で華麗な物語。
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本書では、14歳の少女時代からローマとの戦争に敗れ自決するまでのクレオパトラ、女王として周辺諸国との政争に明け暮れ、女性として母として恋愛に悩み子供の成長に心を砕く姿が、古代のエジプトとローマの風景と風俗、歴史を動かした人物たちとともに、いきいきと描かれています。
かと言って、本作を読めばクレオパトラの本当の姿がわかる!などと言うつもりはありません。伝記でなく、あくまで小説ですので、作者の好みも反映されているだろうし、想像・創造も入っているのでしょうから。一人の作家の描いたクレオパトラ像、古代エジプトを舞台にした歴史小説・恋愛小説として読んだほうがいいでしょう。
この作品を読んで、クレオパトラや古代エジプトにますます興味がわきました。これから関係のある本や巻末に載っていた参考文献などを読んで、自分なりのクレオパトラ像を築き上げていきたいと思っています。
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