しかし、ポールって歳を重ねるごとに歌がうまくなっているねぇ。アルバムトップのクレイジーナイトを聴くたびにそう思ってしまいます。聞くところによると、先生についてヴォイストレーニングに励んでいたそうです。彼程のミュージシャンであれば、名声にあぐらをかいて過去の遺産でやってくことも十分可能だったはずなのにそうしなかった。いついかなるときも努力を怠らない正真正銘の一流ということなんですね。そんなポールがキッスの最高傑作に挙げるのが、このクレイジーナイトなのです。コマーシャルでキャッチーなキッスが楽しめる傑作だと私も思います。ボンジョビ、ラット、シンデレラ、トゥイステッドシスター、モトリークルーなど例を挙げれば切りがありませんが、これ等のバンドの音楽の直接のルーツはもちろんキッスなのです。そのことを改めて確認出来るアルバムが本作品です。キッスに興味がある方はもちろん、上記バンドのファンの方にも一聴をお薦めします。