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クレアモントホテル (集英社文庫)
 
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クレアモントホテル (集英社文庫) [文庫]

エリザベス・テイラー , 最所 篤子
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

日々笑う。恋する。こんな老後を過ごしたい!
ロンドンの古い街角にあるクレアモントホテルには、人生の終着点を迎える老人たちが多く滞在する。孤独や老いと戦いながらも、ユーモアを忘れない彼らの日常、温かな交流をウィットに富んだ視線で描く。

内容(「BOOK」データベースより)

冷たい雨の降る一月のある午後、夫に死に別れたパルフリー夫人は、余生を過ごすため、クレアモントホテルに投宿した。そこにはすでに同様の長期滞在客がいた。すぐ物忘れする人、エキセントリックな人、ホテルの定食メニューに異常な関心を示す人たち。愛し、愛されることから遠くなり、退屈な日々を過ごしている。そんなある日、夫人は、若く貧しい、ハンサムな青年に出会い、恋をする。

登録情報

  • 文庫: 288ページ
  • 出版社: 集英社 (2010/10/20)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4087606120
  • ISBN-13: 978-4087606126
  • 発売日: 2010/10/20
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 175,679位 (本のベストセラーを見る)
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最も参考になったカスタマーレビュー
14 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ringmoo トップ500レビュアー
物語は、夫と死に別れたパルフリー夫人が、余生を過ごすべくクレアモントホテルにやって来るところから始まります。
そこには、すでに同じ様な境遇の老人たちが長期滞在をしています。

そこで繰り広げられる、何とも哀感に満ちた老人たちの滑稽とも言える見栄っ張りな珍騒動です。
そんな中で彼女は、自分より50歳位若い青年に淡い恋心を抱きます。
その純粋さに少女の様な主人公の魂を感じます。

しかし、そのラストは身寄りに看取られる事のない死でした。
でも、唯一の救いは、この青年がずっとベッドの脇に居てくれた事でしょう。

「老い」の孤独とその生活の哀感を訴えかけながら、青年への淡い恋心が救ってくれる秀作です。

「自由になる方法ってたった一つだって分かったの。それはね、人に必要とされないってことなのよ」
主人公の女性の言葉です。
家族から見放された暮らしを皮肉って余りある言葉です。
現代社会にあっては、これが「常識」かもと思うと、ちょっと哀しくなります。
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