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この本では「祖国なき最大の民」といわれるクルド人について、イラク・イラン・トルコのそれぞれの国家における政治状況やその背景となる歴史についてわかりやすく記述している。またドイツを中心としたヨーロッパにおけるクルド人コミュニティーと各国の政府への働きかけについても触れている。
イラン・イラク・シリア・トルコの国境地帯に広く居住するのみでなく、ヨーロッパにおいても一定の勢力を有するクルド人は中東情勢を考える上ではパレスチナ問題に勝るとも劣らぬ重要性を持っている(特にイラク問題が緊迫の度を増している現在は)。
この本は日本ではあまり知られてこなかったその中東の最重要課題の一つクルド問題を知る上での優れた入門書である。
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