イランに住むクルド人との出会いの旅が語られている本です
国を持たぬクルド人との出会いのなかで厳しい現実、暖かい交流、人々の毅然とした態度、
その土地の風景、雰囲気などが選び抜かれた言葉で表現されています。
文章だけではなく、写真がいいなと思います。
クルド人の表情は絶品です。子供たちの愛らしい表情に対して大人の表情は風情が漂って
います。老人の表情は確かに生きてきたというべき、名状しがたき何かを物語っています。
大地に根付いてしっかりと生きてきた者がもつなにかです。
そこに著者は誘われて旅をするのではないだろうかと勘ぐってしまうほどです。
機会があれば、またこの本を手に取って読むだろうと思います。
私自身が、しっかりと生きてきているか自問自答するなにかがこの本には埋め込まれてい
るのだと思います。
興味があれば、ぜひ読んでみてくさい。読んで損しない一冊だと思います。