過去の名盤の制作過程を関係者が綴る、という「Classic Albums Series」のcream版です。凡庸だったクラプトンの「Standing At The Crossroads」の二の舞かも?と半ば恐れながら購入しましたが、全くの杞憂に終りました。今までどこかで見たような映像も多いのですが、ネットもなく慢性的な情報不足の時代のことでもあり、今にして『なるほど、そうだったのか!』の連発でした。原盤を聴き直したのは当然ながら、昨年のロイヤル・アルバート・ホールでの再結成ライヴのDVDも見てしまいました。蛇足ながら、曲を聴くような構成とはなっておりません。
朝から晩まで聴いていたあの当時の出来事が、レコードの1曲1曲に思い出され涙が出そうになりました。たぶん『creamはライブだろう!』という方も多いと思いますが、そういう方にもお薦めです。泣いてしまったのは、ボーナストラックに入ってからでした。当時のフレーズを難なく弾けるエリックは勿論のこと、ジャックのピアノの弾き語りは感動ものです。相変わらず人間離れしたジンジャー(脚まくり?)も含めて3人とも素晴らしいアーチストで、若き日に感じた『凄い兄貴たちだ!』というイメージは38年後の今も変わりません。レッドツェッペリンその他のロックプレイヤーでは満足できず、creamの解散後JAZZの世界に踏み込んでしまったのは、彼らのアドリブとコラボレーション、それに圧倒的なドライヴ感に感化されていたからかもしれません。その後ブルースに戻ったのも、当然といえば当然の成り行きだったと思っています。
新曲よりも定番が大受けの、恐るべきマンネリバンド?「ストーンズ」も大好きですが、再結成creamの来日公演はないのでしょうか?私にとって、ジョージとクラプトンのRock Regends以来の、大興奮のステージとなるのは必至なのですが・・・。ここまでの音楽遍歴を振り返りますと、BEATLES以降のロックシーンをリアルタイムで楽しむことができた我々は、かなり幸せな世代なのかもしれません。もう一人忘れてました。いつだったかキースも言ってたけれど、この人を忘れる訳にはいきません。 『Thank You Bob ! 』