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クリムゾン・ルーム
 
 
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クリムゾン・ルーム [単行本(ソフトカバー)]

高木 敏光
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容紹介

全世界から5億アクセスを記録した、
史上空前の脱出ゲーム「クリムゾン・ルーム」。
その創作の背景には、
マルチメディア・クリエイター<高木敏光>という
男が存在した......。

酒と夜の彷徨に明け暮れる主人公・高木の周りには、
違法カジノバーのバーデンダーであるマリアンヌと、
一風変わったナイトクラブ「黒真珠」のホステスである桐子
という二人の女性がいた。
そして、かつてデジタルコンテンツ界の寵児として
脚光を浴びながら、今では制作の現場を離れ
管理職の任に甘んじていた高木の前に、
彼のファンだという美しい青年Kが現れる。
Kの才能を利用し、
業界に不死鳥のごとく復活を遂げる高木であったが......。

深紅の壁に囲まれた密室でいったい何が起きたのか?
主人公の精神はどのように変容を遂げるのか?

ゲーム開発者である高木敏光氏自身が書き下ろした、
渾身の長編作品。
「創造とは何か」を根源的に問いかける、
堂々のデビュー作!

出版社からのコメント

著者の高木敏光さんに初めてお会いしたのは、昨年6月のこと。
数ページのサンプル原稿を片手に、高田馬場にあるウチの会社に
ひょっこりと現れました。

一読して頭に浮かんだのが、
私が敬愛してやまない江戸川乱歩先生。

文体が似ているというわけではないのですが、
行間から立ち上ってくる湯煙のようなものが、
同質に感じられたのです。

「ぜひ、ウチで出させてください」とその場で懇願。
以来、本が出来上がるまで、会社内はもちろん、
電車の中で、自宅のソファで、時には温泉旅館で、
400字換算およそ900枚の大部な原稿を
いったい何度読んだことか。

こんなに夢中になって読み続けたのは、
もちろん作品がおもしろかったから。

読み出したら止まらない、この春おすすめの一冊です。
(編集部 高橋)


登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 432ページ
  • 出版社: サンマーク出版 (2008/4/3)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4763198238
  • ISBN-13: 978-4763198235
  • 発売日: 2008/4/3
  • 商品パッケージの寸法: 18.4 x 13.2 x 3.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
8 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 風呂敷広げすぎかも 2008/10/15
By ぷく
形式:単行本(ソフトカバー)
一気に読ませる面白さがある。エンタテインメント性に富んだ力作。
虚実入り乱れた感じがいい。

が、登場人物とエピソードが多すぎたきらいがある。
たとえば、序盤で起きた出来事が、本編の重要な伏線なのかと思ったら、
結局そうでもなかった、とか。
途中でオカルト風味に話を展開したが、
これがラストに生かされてないのはどうしたことかと思った。
「憑いているなにか」にしても、「蕁麻疹」にしても、
ラストに結局つながらなかった。
不気味さや怖さを演出するなら、梁川がラストで働いた仕事だけで
十分威力があったと思う。
あと、どうしても気になったのが女性の言葉使い。
これが昭和30年代の小説を読んでいるようで、違和感があった。
しかしながら、キーパーソンであるKの描写はものすごくよかった。
K についてはもっと掘り下げてほしかったかも。

全体としては、若干とっちらかった印象がぬぐえなかった。
次回作に大きく期待したい。
このレビューは参考になりましたか?
19 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 重厚&良質なミステリー 2008/4/28
形式:単行本(ソフトカバー)
読了後、心がずっしり重くなります。
二日酔いになった次の日のような気分ともいえます。

しかし、なぜか後味は悪くなく、
ひとつの人生を生き切ったような充実感を感じます。
この読了感は桐野夏生を読んだ感覚に似ている。

最後は、ちょっとはっとする展開に、
良質なミステリーの要素も感じました。

この部分は、角川ホラー文庫にはいっている作品に
テイストが似ているという印象です。

とにかく、この作者の次回作も読ませていただきたい。
このレビューは参考になりましたか?
22 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Rinko
形式:単行本(ソフトカバー)
仕事をこなすことに終始するあまり、
本来クリエイターに必要な創造力が徐々に損なわれ、
焦る主人公・高木敏光が、偶然出逢った才能ある若者Kを、
自分の影武者として利用することを思いつく―というお話。

主人公の名前は、著者と同じ。どこまでが本当でどこまでが
嘘がわからない、謎を含んだ文章と物語展開に、はらはらさせられながら、
最後まで一気に読み終えてしまいました。
ハードボイルド、ノワール的な要素を含んでいますが、
主人公が、もの作りに携わる者として、最後に到達した境地は、
どこか明るく、どこか爽やかで、ほろりときました。

ゲームを題材としていますが、ゲームを全然しない人でも楽しめます。
むしろ、ゲームやアニメーションの制作の話は、ITバブル時代に
主人公が存在したマルチメディア業界の実像を如実にあらわしている
ようで、業界外の私にはとても興味深かったです。
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