未だにトリックがどうのこうのとやってる日本の推理物とは全く異次元のこの秀逸な作品が、今シーズンも素晴らしいです。
まずこの作品は、一話が終わった後にほっとする時とぞっとする時の差が異常に激しいです。毎回どっちに転ぶのかというのも見所の一つではないでしょうか。
変な言い方かも知れませんが、よく日本の刑事物で、ベテラン刑事が「捜査は足でするもんだ」と若手の刑事にいい、それが実際に功を奏するというドラマがありますが、闇雲に捜査しても、単なる時間の無駄であるというのがこの作品ではよくわかります。熟練された捜査官達の意見とプロファイルを基にテンポ良く進んでいくこのドラマは、そのあまりの内容の濃さに一時間という(実際にはもっと短いですが)長さを観終わった後にその何倍にも感じさせる作品です。
勿論テレビシリーズなのでグロテスクなシーンは控えめになっていますが、それでも映画以上の恐怖を感じることもしばしば。
犯人が誰かということは、あまりこの作品の中では重要ではありません。何故犯罪を犯すのかという根本的な問題を浮き彫りにした作品です。
日本の推理物に少し飽きてきた向き、そういった作品を寝そべりながらなんとなくとりあえず観るものがないからとご覧になっている方々。
この作品を観たら間違いなく画面に食い入ってしまいますよ。是非ご堪能下さい。