VOCALOID2「初音ミク」の歌声を追加するための拡張パック。
従来の歌声に、新たに録音された6種を加えて、7種の歌声を使えるようになる。
初心者が使った限りで、感じたことをいくつか。
VOCALOIDの中で最も扱いやすいと定評のあった従来バージョンと比べると、
扱いは少し難しいと思う。
従来版で打ち込んだデータは、歌手の変更(歌声ライブラリーの意味。
「MIKU」を「MIKU_dark」などに切り替える)をすれば使えるが、
ライブラリーごとに異なる特性を持つので、違和感を感じることもありそう。
それぞれの歌声ライブラリーに合った調整をする必要あり。
一部子音が強く出る歌声ライブラリーがあり、例えば「Dark」だと
kやtの子音が強すぎて耳障り。ベロシティやアクセントの調整だけでは解消せず、
ダイナミクスのパラメーターで発声の頭を削ったりする工夫も必要。
歌声中にノイズがのりやすい印象があり、特にクリックノイズ上のプチプチという
ノイズが出ることもあるのが気になる(この問題が出たときは、ディケイと
アクセントを調整すると解消することがあるので、困ったときは試すといいかも)。
「Dark」は、発声中にヒスノイズのような成分を含むが、これがちょっと曲者。
発声があるうちは、ダイナミクスが小さくてもノイズ成分は一定量含んでいて、
発声が切れた途端にノイズも解消する。長音などの場合、声量は小さくなっても
ノイズのサーという音は残り、発声が切れた瞬間にノイズもゼロになるので、
前後の音質差が気になった。
従来の初音ミクよりクセが強い分扱いも難しく、初心者にはやや敷居が高そう。
でも、あの初音ミクの歌声が7倍にできるというのは大きな魅力。
扱いの難しさから辛口の星4つにしたが、商品の魅力は星5つ以上のものがある。
技術のある人ならうまく調教して楽しむべし
(技術がなくても愛情と努力があればなんとかなる…かも)。