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クリプキ―ことばは意味をもてるか (シリーズ・哲学のエッセンス)
 
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クリプキ―ことばは意味をもてるか (シリーズ・哲学のエッセンス) [単行本]

飯田 隆
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「68+57=5」は間違っていない。「+」という記号が「プラス」という概念を表すことの根拠は何か?現代の言語哲学をリードするクリプキとともに、ことばや記号に内在するパラドクスを解きほぐす。

内容(「MARC」データベースより)

「+」という記号が、「プラス」という絶対的な概念を表すことの根拠は何か? 現代の言語哲学をリードするクリプキとともに、ことばや記号に内在するパラドクスを解きほぐす。

登録情報

  • 単行本: 125ページ
  • 出版社: 日本放送出版協会 (2004/07)
  • ISBN-10: 4140093102
  • ISBN-13: 978-4140093108
  • 発売日: 2004/07
  • 商品の寸法: 18 x 12.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By world3
形式:単行本
クリプキの「ヴィトゲンシュタインのパラドックス」についての解説書。他のレビュアーも指摘するとおり、クリプキの他の業績(可能世界論や「名指しと必然性」での議論など)については何も書かれていない。だから、クリプキの業績全般についての概説書を期待して購入する人はガッカリするだろう。でも、クリプキは自分の体系を着々と構築するタイプではなく、その時々に関心を持った課題を議論するタイプの哲学者だから、別にこれで構わないのだ、というのが「あとがき」での著者の説明で、多分それはそうなのだと思う。記述は大学新入生向けの講義を基にしているだけあって実に分かりやすく、クワス算のくだりは適度にふざけていて面白い。タイトルは若干ミスリーディングだが、本書の趣旨さえ誤解しなければ、とても良い本である。
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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By お気に召すまま トップ1000レビュアー
形式:単行本
著者は、その学識と飾らない人柄を多くの人に慕われている、わが国の分析哲学の第一人者。本書は、クリプキ『ウィトゲンシュタインのパラドックス』の中心問題である「言葉の意味についての懐疑論」を論じる。言葉は普通、これまで使われた有限回の事例を越えて、未来の新しい使用にも耐える「意味の一般性」を持つと思われている。だが、意味を一般的な「規則」として表現しようとすると、どのような奇妙な「規則」を作っても、そのすべてが過去の事例と両立してしまう。つまり「意味という観念そのものが雲散霧消する」(p69)のだが、そうなるのは、未来は我々の経験につねに開かれており、いかなる規則も、まだ与えられていない事例を取り尽すことはできないからである。

クリプキは、このようなラディカルな懐疑論の対して、ほぼヒュームと同じ「懐疑的解決」をもって答える。それは、言明の真理条件ではなく正当化条件で満足し、「言葉が意味をもつのは、論理的には偶然の事実」(99)、すなわち「共同体における一致」(107)だと割り切ることである。だが、これは問題の解決なのか? 我々は「共同体の一致」という答に、何か肩透かしをくわされた不全感を覚える。著者もこの答には満足せず、ウィトゲンシュタイン解釈としても誤りだとして、最後はクリプキから離れる。哲学の議論が空虚になるぎりぎり一歩手前で、我々はどう踏みとどまれるのか? これが本書の突きつける問いである。パラドックスを解説する二章まで重複が多く、肝心の第三章の紙幅が乏しくなったことが少々惜しまれる。

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14 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 皿皿
形式:単行本
本書は、規則と言語に関するクリプキの有名な問題提起がテーマの本である。本書の前半部分については、クリプキの問題提起の鋭さや議論の徹底性がよく伝わってきて、私は不満は感じなかった。しかし後半の3章については、読んでいてかなり抵抗感があった。例えば、この章のキーワードの1つである「事実」という言葉は、こういう場で使われると「意味」と同じぐらい分かりにくい。著者は説明のため、事実的でない言明の例として「あるマンガがどういう点で優れているかという言明」を挙げているが、「作者の視点が鋭い」などと感じるのは単なる主観であっても、そう私たちに感じさせる力をマンガが持つことは一つの事実ではないのか。と悩んでしまう(私の物分りが悪すぎ?)
また、以前私がクリプキの本の「懐疑的解決」を読んで一番納得したポイントは、本書からはあまり読み取れなかった。私の理解では、クリプキの言いたかったことは、(例えば2+3=5のような)言語使用の「正しさ」の根拠としての「意味」を探すのはやめて、「正しい」とか「正しくない」とか「意味する」というような言葉の使われ方と機能に注目しようという提案である。機能とは、コミュニケーションの調整とか、言語共同体への参加資格判定とか、そういう場面での働きのことである。クリプキやウィトゲンシュタインに対する理解として哲学的には浅はかかもしれないが、私はこれが核心と思っている。大体哲学者は、「言葉が意味を持つとはどういうことか」「言葉は何によって意味を与えられるか」「言語使用の正しさは何によって決まるのか」というような問題の立て方に誘導されがちであり(著者も例外ではない)、クリプキの懐疑的解決はまさにそこを突くものだと思う。そういうわけで本書後半についてはちょっと違うという感想なのだが、因果言明と意味言明の対比的記述とか、良かった点もたくさんあります。
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簡略版『ウィトゲンシュタインのパラドックス』
クリプキの本というより、『ウィトゲンシュタインのパラドックス』を簡単に噛み砕いた本です。(ですので、『名指しと必然性』については、本書を読んでもほとんど何も情報が... 続きを読む
投稿日: 2008/1/1 投稿者: θ
言葉をまなぶ・・・ということ(;'Д`)ハァハァ
(;'Д`)ハァハァ ヴィトゲンシュタインの著作と格闘するうえで・・・問題となってくるのは言語法則の問題である・・・。
論理をつむいでいく... 続きを読む
投稿日: 2005/8/26 投稿者: ホッカルさん(改)
要は解説書です。
あっさりと言い切ってしまえば、この著作は、ソール・クリプキの「ウィトゲンシュタインのパラドックス」の解説本だと割り切って読んだ方がいいと思います。当然ながらクリプ... 続きを読む
投稿日: 2005/2/18 投稿者: 御神苗
哲学に何を求めるか
本書は英米系の分析哲学に属する著作で、この方面に関心を持つ人や自然言語理解と取り組むコンピュータサイエンティストには興味を惹くだろう。特にクリプキの「ウィトゲンシ... 続きを読む
投稿日: 2004/11/19 投稿者: philosopher
論点を絞り込んで、シャープなクリプキ入門
 このシリーズは良書が多い。これもそんな一冊。クリプキに興味のある人も、飯田隆に興味のある人も楽しめる。厚さも値段も手ごろ。損はしません。... 続きを読む
投稿日: 2004/8/6 投稿者: モワノンプリュ
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